統計的な処理で判断を実行する並列処理のニューラルネットワークは1990年代はマイコンの性能が追いつかず廃れていきました。
2020年代からもてはやされているAIもアルゴリズムはディープラーニングをはじめとする比較的新しいものもありますが、適用によっては従来型の方が結果が良いこともあり、混在状態です。根本的に違うのはマイコンや並列演算専用のチップにより処理能力が実用レベルに達してきたことになります。膨大な計算を短時間で行わなければならないので、コンピュータの消費する電力は大きくなります。
猫も杓子もAIと言って何でもかんでも効率の悪い並列処理をぶん回すとコンピュータは大量のエネルギーを消費、つまりCO2を発生させます。
火力発電なら無論のこと、バイオだったとしても食べ物をコンピュータの電力に使ってしまうことになります。
現在AIと呼ばれているロジックは統計処理で答えを見つけるもので理屈を考えた式で導き出している訳ではないので、仮にそれっぽい答えが出ている場合でも根拠は存在しません。
もともとどうしたらいいか分からないようなことに対しての答が欲しい場合に、訓練なりテストした時に期待したような反応を示すマシンを利用する訳ですが、そもそもの根拠が不明なので、どれくらいの期間、どんな場合には妥当な動きを示してくれるのかは利用者が、その答えを使うかどうかにかかっています。
タイトルに戻りますが、計算負荷が高いものはエネルギーを大量に消費するので、環境云々のSDGSとかダボス会議の連中が言っている人達はAIを否定しないと矛盾すると考えてます。
人の思考を奪って何も考えさせないようにする道具としてAIは多用させていってますが、MicrosoftにせよAppleにせよ頼みもしないのに実装していっていることからしても碌でも無いものです。
コンピュータは自分でプログラムを書いてやりたい事をするための装置という関係は自分は崩す積もりはありません。それにAIエンジンも動かさないので、高速でエネルギーを大量に消費するマシンも要りません。