メッセージ
2018年あるいは2022年のW杯開催の招致に名乗りをあげた日本サッカー協会。
2016年の夏季五輪の東京開催の招致を行っている日本オリンピック委員会との協力を打ち出しています。
協力しての招致活動は発信効果やインパクトなど相乗効果が大きい。
・・・というのはわからないでもないのですが、実際“W招致成功”となるものなのでしょうか。
協会も趣旨も違う両大会ですが、世界規模最高峰の祭典が年近くして同じ国で開催されるって現実問題ありえない気がするのですが。
なんて当事者、関係者も多分考えてるはず。
つまり、どちらもどちらを招致活動の効果としては利用し合いたいが、結果は伴わないかもしれないという頭がありながらの協力 に見えてしょうがないのです。
勿論結果としてそうなるのは仕方ありませんが、現状だとどっちつかずで双方共倒れの可能性の方が大きい気もします。
それって全面的な協力とは言えないのではないかと。
全力で2つの協会がタッグを組んでW招致を実現させる!みたいな熱気があまりない現状において、双方が期待する本来の効果はさほど生まれてこない気がします。
どちらかに資源を集中した方がよかったのでは?と後で言われないようにガッツリ取り組んでほしいと思います。
JFAは東京五輪招致の結果が出る来年10月の時点でW杯立候補について最終決定するそうです。
オリンピック招致が成功したら、立候補するのか辞退するのか?
はたまたオリンピック招致が失敗したら、立候補するのか辞退するのか?
そこが出ていない事にとても違和感を感じます。
そんな計算をちらつかせての協力ってどうなんでしょうか。
また正式立候補するとしたならば、10ヶ月のタイムラグってどうなんでしょうか。
状況に応じて臨機応変に対応するのはかまわないかもしれません。
しかし、どんな状況になるかを想定した場合の自分のアクションプランは描けるはず。
準備できるはず。
やるならやろうよ。
そして、真剣に取りにいこうよ。
そこに夢をかけたいのなら。
一致団結全力で。
今、未来に向けてとても大切な局面だという事を理解、認識して。
中途半端や我慢しながらの惰性はよくない。
後悔だけはしないように。
行動しようよ。
常に原点、理念に基づいて。