FORZA!北京五輪!
以前、大気汚染を懸念して北京五輪出場を辞退した、エチオピアのハイレ・ゲブレシラシエ選手の事を取り上げましたが、 他種目でもボイコットを検討する流れがでてきました。
馬術のゴールドメダリスト ルドガー・ビアバウム選手や、女子やり投げヨーロッパ記録保持者のクリスティーナ・オーバークフォル選手などです。
両選手ともドイツの選手ですが、メルケル首相も今までは北京五輪ボイコットの世論を抑えてきました。
しかし、チベット自治区を中心とした僧侶らによる大規模騒乱も加わって、中国に対する懸念は大きくなるばかりです。
イタリアでの世論調査では約96%がボイコットを支持。
種目には参加するが、開会式には出ない など他選手にもいろんな影響を与えているようです。
政治とスポーツは切り離して考えて欲しいと私は思います。
モスクワ五輪をボイコットした時に、子供心に訳もわからず腹を立ててた記憶があります。
しかし、食品衛生、大気汚染、情報操作など中国という国に対しての不信感が大きくなっている事も事実です。
中国の温首相は払拭に懸命のようですが、確信を説明、対処しなければ、世界風潮となりつつあるこの流れは止められないような気がします。
「彼ら(騒乱の首謀者)はただ五輪の破壊を扇動しようとしているだけだ」
「われわれはまだ発展途上国であり、五輪開催準備にあたりあれやこれやの問題は避けられない」
という反論は少し違うような気がします。
スポーツの最高峰の祭典、オリンピック。
日本が経済成長の中、大きな起爆剤となったこの一大イベントを、中国でも是非成功させて欲しいと切望します。
がんばれ中国!