国内経済が回っていないことを知れ | ずるずると道・郷・話を愛でる

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房総半島から栃木県北部を中心として、
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出すものはしっかり出さないとどうしようもないのだ。(いもいも)

 

■真実を覆い隠すように調整していた

最近発覚した、厚労省の統計データの不正を補正してデータを作り直すと、実質賃金が2018年に大幅にマイナスであったという話がニュースになっている。モリトモ問題を矮小化して見過ごしてきたことがここまで拡大してきたのだ。まさに氷山の一角であった。

 

【不正統計】実質賃金、2018年は大幅マイナス 厚労省認める ★14
 

 毎月勤労統計をめぐる問題に関連して厚生労働省は三十日、二〇一八年の実質賃金が実際はマイナスになる可能性があることを認めた。これまで同年の実質賃金の伸び率は、公表済みの一~十一月分のうちプラスは五カ月(対前年同月比)あったが、専門家が実態に近づけて試算したところ、プラスはわずか一カ月だけで、通年でも実質賃金は前年より減っている見通しだ。

 同日の野党合同ヒアリングで、統計問題に詳しい明石順平弁護士による試算を野党が提示。厚労省の屋敷次郎大臣官房参事官は「(厚労省が試算した場合も)同じような数字が出ると予想される」と認めた。

 この問題は厚労省が一八年に賃金が伸びやすいよう企業の入れ替えなどを行い、実際に伸び率が過大になって発覚した。

 企業を入れ替えると数値に変化が生じるため、総務省の統計委員会は一七年と一八年で入れ替えがなかった「共通の企業」など基準をそろえた「参考値」を重視すべきとしている。

 しかし、厚労省は物価の変動を考慮しない名目賃金の参考値しか公表しておらず、生活実感に近い実質賃金の参考値は公表していなかった。

 以下ソース先で

(東京新聞)
2019年1月31日 07時03分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019013190070348.html 

 

ただ、これに関して野党の攻め方は底が浅すぎてここまで掘り下げられなかったのは反省してもらいたいところである。逆に言えば、いくらでも問題を出していけるわけだ。どうも明らかになっていないところの方がより深刻な問題を抱えてそうなので、まずはそれを意識してやってほしい。リベラルの「没落」も、真に国民の平等と自由を考えるのであれば、このような利益誘導やそれによる国益破壊の政権維持の問題の追求とともに、自分たちが、衰退した多くの「国民」を救い上げることは何か。マイノリティの前にマジョリティの問題をかたずけなければ本末転倒であることを勇気をもって直視し活動せねばなるまい。

 

■国民の生活よりマウントをとりたいだけ

 

上記の記事に話を戻せば、それが安倍政権がアベノミクスを成功させている、という状況を演出しなければならないという圧力に抵抗することもなく、省内の統計担当が行動していたということに他ならない。6年も続けばそれが当たり前のことで、省内の評価もそれに従って行われるようにもなっているのだろう。当人も発覚するまでは罪悪感もなく、何をしでかしているかの深刻さもみじんに感じていないのである。

 

田中秀臣@hidetomitanaka18:31 - 2019年1月31日

ブログですが、拡散希望。
実質賃金低下ガーとアベノミクス批判している人たちがダメな理由。
実質賃金低下をめぐる誤解ー消費税増税が実質賃金を低下させ生活を悪化させてる主因だー - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
https://twitter.com/hidetomitanaka/status/1090905366085263361

 

そして、どうしてもアベノミクスが、金融緩和でリフレで成功していると思いたい認知的不協和の連中は、実質賃金なんか意味がないということを唱和するのである。そりゃ、こんな指標は、厚労省の統計の不正があっただけで調子がよくなるものであり、燃料などの高騰や消費税を上げただけで数値が変わるようなものなので、この指標だけを見ても意味はないことは確かだが、だからといって、完全に否定するのは、何を誘導したいかがもろばれのばかばかしい話である。それをさも自慢げに語る人間の見識のなさは大笑いして嘲笑するべき対象である。アイドル好きであれば、もっとそれを追いかけてそれにもっと詳しくなり、日本文化との接点も語れるぐらいの人間になってほしいが、結局は国民を嘲笑してマウントをとりたいだけのどうしようもない人間なのである。

 

 

 

こんな本を出していた、安倍政権の国家戦略特区コンサル業の元大蔵官僚(腕時計泥棒)もいた。この人もその時々でポジショントークをするばかりで、別に経世済民をしたいわけでもない。俺は安倍政権に食い込んでいるだー、というのが自慢なだけで、霞が関通の割に、威勢のいいことは言っても決してそれを実行することはない。噂の真相レベルの情報は楽しいができもしない解決法をまるでやるかのような詐欺的な喧伝を行うのは本当によしてほしい。

 

■最後は小学生以来の伝統芸、「そんなことはいってない」

 

そして、最後はお笑いのオチであるかのような首相の言葉でしめられるのだ。

 

今回下方修正した賃金、アベノミクス効果と言ったことない=安倍首相

[東京 29日 ロイター] - 安倍晋三首相は29日午後の参院本会議・決算質疑で、毎月勤労統計の不適切処理により、
「今回下方修正された賃金の伸び率のみを強調してアベノミクスの効果と言ったことはない」と述べた。

アベノミクスの成果の根拠は崩れたと認めるかとの風間直樹(立憲)委員の質問に対する答弁。
https://jp.reuters.com/article/abe-abenomics-idJPKCN1PN0EA

 

俺そんなこと言ったことないよー。勝手に回りが期待しているだけだぁ。

責任ないもん。高橋?そんな奴いたかな?

 

全責任をとるというような偉そうなことを言うだけに、任せて安心かな?と思ったら、あらゆる細かい言い訳を駆使して、責任そのものがないかのように言いくるめるのは、さすがの根っからの詭弁師である。あった人あった人、誑し込まれて安倍さん安倍さんという人たらしも含めてあらゆる正義がこの男を通して汚染されていくのである。そしてそれを、政治だからと人ごとに言う日本人もたいがいである。

 

高橋洋一はまあ、そこまで言われてさえも、食い扶持を提供されている安倍政権に足を向けて眠れないのでどこまでもついていくのだろう。その甘い汁をすする構図は、日本に対する、米国、中国、韓国、ロシアと同じだ。ただ、外国の場合は安倍の方から三顧の礼で参ってくるのでなおさら気持ちがいいことだろう。

 

■外国や資本家にのみ優しい政権、売国だ。

 

安倍政権は、外国や資本家らから見ればこれまでの労働の結晶で作り上げられた富を日本人から収奪するのに実に都合のいい政権であり、しかも、当の収奪されている国民がなぜか支持を続ける。暴動を起こしてもおかしくないレベルになりつつあるのに、他人事のようにふるまうという、すでに民族としての生命力を失ったかのような状況である。ある意味、中枢が寄生生物に冒された状態にも見えるのが笑ってられない現実なのである。

 

■やるべきことは一つ、国内経済の復興しかない

 

今必要なことは、こんな外国でもなく、国内の富を外資や輸出業者に流すことではなく、国内に住む人々の仕事を生み出していくことだ。それによって、国内の大多数の労働者が普通に賃金をもらい生活や人生を謳歌できることである。それを害するものは、あらゆるものをやめなければならないのである。新自由主義者の偏狭な限られた”自由”に基づくしょうもない言い訳で許している余裕はすでにない。