左頸部のしこりに気付いたのが8月末、ようやく病名がわかったのが10月9日・・・
長かった・・・1か月半ずっと不安で不眠になったり、胃が痛かったり
甲状腺がんって検診で指摘されたり、首元が腫れたりで初めて発見される印象ですが
ずんどおのようにリンパ節の腫れの方が先に出てくることもあるのですね
この日は生検結果を聞きに、甲状腺内科へ両親と一緒に行きました
母に甲状腺がんらしいと話すと一緒に行くよ、お父さんも連れていくね。と
甲状腺内科の先生は若くてなんとなくチャラ~っとした印象・・・
「この間の生検結果なんですが、左頸部のリンパ節から甲状腺乳頭がんの細胞が
出ました。ただ、甲状腺の方からは出なかったんです。でも甲状腺乳頭がんの細胞が
出たということは、おそらく甲状腺のどこかに乳頭がんの細胞はあると思います。」
「そうですか・・・」
「甲状腺がんの治療についてはですね、第一選択が手術です。甲状腺をまず取ります。
リンパ節に転移があるので放射線治療はすることになるんじゃないかと思います。
甲状腺を取ってしまうと、甲状腺から出てるホルモンは必然的に出なくなるので、
薬は一生飲み続けることになります。抗がん剤はしません。」
「全部取っちゃうんですか」
「外側のリンパ節に転移があるので残しておいても再発のリスクが高くなりますからね・・・
それから、放射線の治療は甲状腺を全摘しないとできないんです。」
「再発・・・」
「まずは手術なので、外科の方に紹介しますね。手術の詳しいことも外科の方から聞いてください。外科の新患いつだっけな・・・ちょっと聞いてみます・・・(受付に電話する)
えーと、来週の火・木・金どこかで来れる日ありますか」
「早い方がいいので火曜日で」
「じゃあ火曜日で。あと甲状腺ホルモンの薬も飲んだ方がいいですね。
次回10月26日で2週間分出しますね~・・・(電子カルテでパパッと処方)
あれ2週間だと足りないか。じゃあ明後日から飲んでください。特に問題ないんで。」
「はぁ・・・」
取消して出しなおすのが面倒なわけね・・・なんか適当そうな先生・・・
なんかちょっとこの人で大丈夫かなって感じでした
夜、仕事終わりのふーさんに電話で甲状腺がんだったということを伝えました。
私は超がつく程ネガティブなのに、ふーさんは超ポジティブ
私がガンかもしれないと言っても、ふーさんは「まだわかんないよ」と言ってくれてました。
そんなふーさんでしたが、電話口では
「癌か・・・。はぁ・・・なんでずんどおなんだろな・・・」と・・・ガックリきてました
なんだかとても申し訳ない気持ちになりました・・・癌になってみんなに心配かけてる
私は癌とわかったとたん、急に物欲がなくなりました
癌と宣告され、「死」を間近に感じずにはいられなかったです。
ケガと違って治ったよーと言い切ることもできない・・・
私はいつまで生きられるんだろう
20年生きられるかな・・・子供が巣立つまで生きられるのかな・・・
死が怖いのは、死ぬことじゃなくて、大切な人を置いていってしまうことだ
癌という大きな波が子供たちを連れ去っていってしまう・・・そんな気がして怖いです。