セクシュアリティを特にカテゴライズする気がなく

 

性別なんて細かく分けたら全員違うようなものだから

誰もがマイノリティだろ!などと思ってるくらいの俺が

 

まさか「LGBT」としての悩みを抱えるなんて思ってもみなかった!

 

 

悩みを抱えた感想?

 

めんどくさい。

 

この一言に尽きる。

 

 

めんどくさかったら悩まなきゃいいじゃんって?

 

そりゃあ、悩まずに済むなら悩みたくないね。

 

 

しょうがないじゃない。

 

巷には「男と女」で振り分けるものが無駄なまでに多くて

どう見ても必要でないところでまで選択を迫られたり

勝手にレッテル貼られたり。

 

 

初めて面接に行った会社。

 

女性が入ってきたのが最近な業界だから仕方ないのはあるにせよ

 

「女性だと~」

「女性用の設備が~」

 

こう言われる度にモヤモヤした。

説明として必要なことを言われていてもモヤモヤした。

 

 

面接終わってから気づいたよ。

 

自分のこと女だと思ってなかった!

 

 

ただただ仕事場の人のコミュニティの中に当たり前に入り込んで

仕事をこなしていくんだと思ってた。

 

実際は、男性コミュニティの中に女性が入り込む図になってたのか!

 

 

あーあ。

 

体に合わせて女としての自覚があれば

会社側の「女性への配慮」もありがたく受けられただろうに。

 

女としての自覚がないから

いくら男女平等に仕事できる環境でも

「男と女」を分けた上で平等にされる仕事では

俺はやっていけない。

 

 

こんな状態で

正社員として働くためにはどうしたらいいですか。

こちらの自意識を変革させるのが早いですか。

 

 

こんなことを考えていたら

 

俺が

よくいるLGBTsと同じ悩みを抱えてることに気づいた。

 

 

「セクシュアリティについての世間の無理解に苦しむLGBT」

 

これ、よくイメージされがちなLGBTsじゃない?

 

 

俺は長らく、ここから外れて

特に苦しまず……というか違いをむしろ楽しんできて

 

みんな違うってのが好きだったのに。

 

結局、「普通のLGBT」と同じように

違いに悩まなければならない瞬間が来るのか。

 

 

あほくさい。

 

 

悩む対象が周囲の人間の集団だったら

悩む前に容赦なく逃げるのに

 

今、悩む対象は

世間だったり社会だったり、そういうもの。

 

 

逃げることも出来んのか!!

 

 

こうやって悩みを連ねてると

「そうだよね、LGBTの人達にとって……」

と話してくれる人もいるけれど

 

ありがたいことなんだけど

残念ながら、LGBTsである自覚も無いんじゃ!

 

 

……でもね。

 

こんなでも、就活します。

 

 

遅いって言われてもしーらない。

決めたもんは決めたんじゃ。

 

こっちはようやくレディーススーツを

自ら身にまとえるようになったんだ。

 

ようやく女の姿ででも何とか動けるようになったんだ。

 

 

皆のペースと同じでいられなくて

何が悪い。

 

 

こんな厄介な人間でも働ける

実力や能力や人柄で判断してくれる企業を探す。

 

そうしよう。

 

 

意にはそぐわないが

女性に優しいと謳う企業を探せば

ダイバーシティに触れていたり何なりという望みがありそうだ。

 

 

就活生になってしまえば

意に反しても何でも俺は「普通のLGBT」だ。

 

女の自覚は持てなくても

せめてそのくらいの自覚はして挑もう。

 

 

あー怖っ。