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山行記 ~秋の涸沢~ (2006年10月7日~2006年10月8日)

10月10日になった夜 0:00 過ぎ、特急と新幹線を乗り継ぎ、
金沢から東京の部屋へと帰ってきた。

ゲホゲホ。。あ゛ー。。。もう目が。。。喉が。。。死の灰を浴びた。

3連休の為、禁煙の指定席を確保できず、仕方なく喫煙席に座ったからだった。
(※放射性降下物のことではありません。)

さて、この3連休に地元・金沢へ帰っていた理由はひとつ。
秋の紅葉を一足先に、長野県の涸沢へ登って楽しむ為だ。
今回は父と息子のふたり旅。
涸沢は標高2,300メートルぐらいのところで、登るのは二度目。
前は夏に来た。(それと、来年の夏山の予定地)

涸沢の紅葉は一度でもいいから見たかったのだ。
山関係の雑誌にはしょっちゅう出てくる赤・黄・緑のグラデーション写真
これを自分の目で見たかったのだ。

しかし、いいタイミングでの3連休。
相当人が来るだろうとは思っていた。
事前の一般WEBの調べでは行列もできるとのことだった。

夏山でも訪れた上高地の河童橋。そして梓川。ここから登山スタート。

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やはり途中から行列ができてしまった。

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この季節の高山。かなり寒くなるのは予想していた。
これも事前の一般WEBの調べでは、

・外にタオルを置いてたら凍った
・水溜りの表面が凍ってた
・-10度まで耐えられるシュラフ(寝袋)でも寒かった
・防寒対策は徹底的に

とかとか。ふ~ん。

まっ、なんとかなるっしょ。
と、それなりに装備は整えて登った。
 
 
 
 
 
が・・・・
 
 
 
 
 
2日目の朝。テントから外を見ると・・・・
 
 
 
 
 
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おおおおおいいいいい!!!
雪が積もってやがるぞおぉーー!!!!


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タオルが凍るとかってレベルじゃない!
もうとんでもなく寒い!

雪は、もしかしたらパラパラと降るかも、とは思ってたけど、
ここまで積もるなんて予想してなかったよぉー!
 
 
ニュースにもなってるが、この3連休は台風並に発達した低気圧のせいで日本中悪天候。
海では漁船が転覆するは、山でも遭難事故多発。

涸沢からさらに登ると日本で3番目に高い奥穂高岳がある。
そういえば自分たちが涸沢にいる時にもヘリコプターが飛びまわり、
人を吊るして降りてくるところを見た。写真には収めていない。


1日目から雨が降ってたし、2日目は雪・・・。
紅葉を見に行ったはずなのに・・・。

標高2,300メートルの涸沢キャンプ場。

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ほとんどの人が予想してなかったであろう、この状況。

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ウチのテント。雪に埋まった。

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でも、雪+紅葉という、逆に珍しいものを見たのかもしれない。

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ちゃんと紅葉のグラデーションも見ることはできた。

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なんか、もう、紅葉を見に来たのに「雪山を見る」に目的が変わった。

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そんな訳で、一足先に初雪と冬の到来を感じました。

涸沢ヒュッテのホームページ
 
 
それと、金正日さんよ、こんな日本列島に死の灰を降らせないでおくれ。

山行記 ~八ヶ岳 #1~ (2006年9月8日~2006年9月9日)

9月8日(金)は仕事をお休みしまして、
一泊二日で長野県・八ヶ岳へ登ってきました。

8日、新宿を朝 9:00 に出発。
特急電車で2時間半。茅野駅まで向かう。
そこから路線バスで約1時間かけて美濃戸口(登山口)へ。
この時点で昼 13:00 を超えてた。

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最初は苔だらけの谷を登って・・・。約3時間登り続けると、

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行者(ぎょうじゃ)小屋へ到着。
到着したのは 17:00 だった。

ここで山を眺めつつ、生ビールを2杯・・・。
うまかったぁ・・・。

8日はこの行者小屋で宿泊。
お盆の夏山みたいにテントは担がない。

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山小屋の寝床っていやー、こんなところ。
メシ食った後は疲れて 19:00 就寝。

山で泊まった者なら誰でも経験するけど、夜は長い・・・。
僕も今回「よく寝たー、そろそろ朝かな」って思って時計見たら 23:00 だった。

で、翌日は 5:00 起床。
八ヶ岳は、八ヶ岳という山頂(三角点)は存在しない。
白山や立山と同様で、いくつもの山を総称して八ヶ岳と呼ばれてる。
そのいくつものある八ヶ岳の中で最も標高の高い、赤岳(標高2,899m)をこの日は目指す。

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その途中の地蔵尾根というところ。
ハシゴとクサリが何箇所か。
崖なのでちょいとばっかり高所感はある。

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地蔵尾根を登りきると、横岳という山が大きく見えた。
が・・・、雨こそ降らないが天気が悪く、雲が多い。

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地蔵尾根を登りきった向こう側の景色。
ほ と ん ど 雲。
合間に遠くの山と雲海が見えた。

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肝心の赤岳だが、こんな風に雲の中。
写真は赤岳展望荘という山小屋だが、何にも見えねぇー。

ま、それでも登る、と。

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赤岳頂上、到着!( 9:00 頃)

完全には晴れないものの、周りが少し見えるぐらい晴れたりした。

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八ヶ岳の山々の中の一つ、阿弥陀岳。
これから向かうところ。
※先程の横岳も八ヶ岳の一部。

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昨晩泊まった行者小屋が下に見えた。

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八ヶ岳、最高峰、赤岳を制覇!

本当は富士山が近いから、でっかく美しく見えるはずだったんだけどなぁ。

赤岳から阿弥陀岳へ。
ハシゴやクサリ場あり。
途中、霧のような雨まで降りやがった。

天気が悪い為、阿弥陀岳への登頂は中止。
登っても景色が何も見えなさそうだったから・・・。

で、ずぅっと降りて、また行者小屋へ( 12:00 頃)。
昼ご飯を食べて下山。

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途中の小屋でアイスクリームを・・・。
絞りたて牛乳でも使ってるのか、めちゃくちゃ美味かった。

茅野駅に降りてきたのが、17:30 で、焼肉を食べて 19:00 の電車に乗る。
新宿には9日 21:00 に到着した、と。

疲れたー!
ついでに長年使ってた登山靴が壊れたー!

八ヶ岳はハイキングよりはレベル高いけど、トレッキングほどでもない。
でも、3,000m には近い高山を気軽?に楽しめる有名な山。

また富士山を見る為に来てやろうじゃないか。

山行記 ~表銀座縦走~ (2006年8月11日~2006年8月14日)

今年の夏山登山。場所はココ、長野県。

登山ルートは、中房(なかふさ)温泉というところから合戦尾根を登り、燕山荘(えんざんそう)へ。
燕岳(つばくろだけ)から大天井岳(おてんしょうだけ/だいてんじょうだけ)へ。
常念(じょうねん)小屋に行って、常念岳へ登り、蝶ヶ岳(ちょうがたけ)へ。
上高地(かみこうち)へと下山。

写真レポート。

■8月11日(金)

①中房温泉から登る合戦尾根登山道。
 北アルプス3大急登のひとつ。
 中房温泉から燕山荘までの標高差は約1,300メートル。
 常に登り続けるのである。初日からして大変。

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②これが燕山荘(ホームページ)。
 中房温泉を朝9時から登り始めて、燕山荘に着いたのは夕方17時。

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 この日はここでテントを張って宿泊。

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 槍ヶ岳(やりがたけ)も見えたが、雲が多い。

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 ※拡大写真

■8月12日(土)

③翌朝、燕岳(標高2,762メートル)へと目指す。
 独特な岩があって、形も変わってて綺麗。

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 ※拡大写真

④朝は雨や雷が鳴っていた。
 日が昇ると、晴れて大きな大きな虹ができていた。

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 ※拡大写真

⑤燕岳から大天井岳を目指す途中。槍ヶ岳を見ながら...。

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⑥山から山へと移動することを縦走(じゅうそう)という。
 馬の背のような、山と山の間によくある稜線(りょうせん)は晴れていると気持ちがいい。
 僕らはこれを縦走感と呼んで、登山の魅力のひとつとしている。

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 この稜線を歩き、大天井岳(標高2,922メートル)を目指す。

⑦高山ならではの雲の発生パターン。

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 雲は水蒸気を含んだ空気が上昇することによって冷やされてできるもの。
 上昇すれば気圧が下がって、空気が膨張するので冷やされるからであるが、
 空気が上昇するのは山という地形と風が影響するからである。

 上の写真では右の谷から風に乗って昇ってきた空気が冷えて、稜線を境に雲が発生。
 が...、これのせいで周りの景色が見えなくなることはよくある...。

 この日は昼間、天気が一気に悪くなって、雷・雨・風の3点セットで荒れまくった。
 なんとか大天荘(ホームページ)まで辿り着いたが、その先進もうかかなり悩んだ。

 が、山の天気というのは本当に気まぐれというか、変わりやすい。
 雷も、雨も、風もピタッと止んで、再び快晴に。

⑧大天荘から常念小屋(ホームページ)へ向かう稜線上から眺めた、長野県・松本市。

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 ※拡大写真

⑨常念小屋でテント泊。この日の夕食はスパゲティ。

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■8月13日(日)

⑩常念小屋から見た槍ヶ岳連峰。

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 ※拡大写真
 ※槍ヶ岳望遠写真

 槍ヶ岳は2002年に、せるぼ、さざなみ、れもねーどと一緒に登ってる。
 4年前、この穂先に立って、こちら側の常念方面を見ていたわけだが...。

⑪パンとスープの朝食。いかにも山の朝食って感じだ。

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⑫常念岳(標高2,857メートル)へ登り、360度の大パノラマを見つつ、
 これまで歩いてきた道のりと、これから歩く道のりを確かめる。

 燕岳から大天井岳、そして常念小屋へと辿った道のり。

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 ※拡大写真
 ※説明写真

 そして、これから向かう蝶ヶ岳(標高2,677メートル)への道のり。

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 ※拡大写真
 ※説明写真

⑬蝶ヶ岳へ縦走する途中の林。

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 ここは相当しんどかったなぁ。初日の合戦尾根よりツライ。
 3日目で体力も減ってるのに、登ったり下ったりの連続。

 歩き続けるうちに頭の中も空っぽになって、ただ足が動くだけの状態になることもある。
 まさに雑念を捨てる状態!

 山と全く関係ない雑念も頭の中に出てくる。
 好きな音楽のサビがループしたり、仕事のことが出てきたりする。

 息はぜぇぜぇ。もうダメと思っても進むしかない。
 ほんと、肉体的にも鍛えられるが、忍耐力も必要なので精神的にも鍛えられる。

⑭蝶ヶ岳へ縦走する途中の稜線。穂高岳連峰を横目に。

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 常念小屋を出発したのが朝8時半で、
 蝶ヶ岳にある蝶ヶ岳ヒュッテ(ホームページ)に着いたのが15時。

 この日は夕方ゆっくりしていた。

■8月14日(月)

⑮朝食のビビンバ。

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⑯蝶ヶ岳ヒュッテでの御来光。

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⑰朝日を浴びる、槍・穂高連峰。

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 ※説明写真

⑱下山日、この景色も見納め。

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 上高地へと下山し、沢渡(さわんど)温泉に入ったり、松本市でゲド戦記を見たりした。

登山は3K(きつい・きたない・きけん)のバカンス!
筋肉痛や日焼けになるけど、数日は爽快な疲れが出る。
非日常的な体験。僕にはこれがないともうダメなんです。

今回の常念岳だが、僕は3回目。
小学校1年生の時に両親に連れられて登った。
この時から僕の登山人生のスタートで常念岳は始まりの山でもある。

さっ、また来年も来るぞ。
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