Ian Brown(イアン・ブラウン) - The World Is Yours | あれこれ何とか好奇心

Ian Brown(イアン・ブラウン) - The World Is Yours

今日(20日)はいろいろ新譜の発売日だったことや、ポイント2倍期間ということもあって、梅田マルビルのタワレコのレジは「清算最後尾」という看板を持つ店員が現れて誘導されるぐらいの繁盛振りでした。


私もせっせと長い列を並んで、正式だと21日発売のIan Brown(イアン・ブラウン)Nine Black Alps(ナイン・ブラック・アルプス)の新作(国内盤)をフライング購入してきました。Hivesの新作も買ったんですけどね~。


とりあえず、Ian Brownの新譜アルバムから聴き出しました。UKでは最高位4位を記録しました。ソロ活動は相変わらず順調です。(Nine Black Alpsの新譜の感想もちゃんと聴いたら書く予定です。)

イアン・ブラウン, シニード・オコーナー
ザ・ワールド・イズ・ユアーズ

Ian Brown

The World Is Yours


試聴

http://www.hmv.co.jp/product/detail/2001621490

1. World Is Yours
2. On Track
3. Sister Rose
4. Save Us
5. Eternal Flame
6. Feeding of the 5000
7. Street Children
8. Some Folks Are Hollow
9. Goodbye to the Broken
10. Me and You Forever
11. Illegal Attacks

12. Sister Rose (日本語バージョン)
12. World Is Yours (Reprise)


Myspaceでは、「Sister Rose」の様々なバージョンが聴けますね。

http://www.myspace.com/ianbrown


第1弾シングルのSinead O'connor (シンニード(シネイド)・オコーナー)との共演の「Illegal Attacks」は前も紹介しましたけど、PVでどうぞです!

http://www.youtube.com/watch?v=ubOIjj3rs44


前作の「Solarised」から路線はそんなに変わっていないです。独特のボーカルと少しエレクトロな感触はもはや定番ですけど、今回のアルバムは抑制されたオーケストラぽい音が混じっているかな。



なかなかIanのアルバムは感想を述べにくいのだけど、今回も良いアルバムだと思います。前のアルバムと同様、聴いていて心地良い浮遊感があるというか、やっぱり夜に聴くと非常に耳にフィットしますね。タイトルチューンの「World Is Yours」や「Sister Rose」、「Me and You Forever」をはじめ、彼ならではの世界がくっきりと見せてくれる良い曲が揃っています。



イアン
のボーカルに本当にある種のムードがあるんですよね。そんなに起伏あふれる曲調でもなく、すごくポップでキャッチーな曲で構成されているわけではないけど、全般を通してとても落ち着いた感じに浸れるアルバムだと思います。聴きだした瞬間、周りの空気が変わるというか。。まあ、ちょっと贔屓目に言い過ぎかも(笑。



問題は日本盤だけボートラで入っている「Sister Rose」 の日本語歌詞バージョンだけど、うーん、これは正直、Ianの日本語はちょっと聴き取りにくいですね。そんなに滑舌(かつぜつ)が良いヒトじゃないから日本語は難しいのかな~。歌詞カードを見ないとちょっと良く分からないです。New Orderの「Krafty」の日本語歌詞バージョンにはかなわないですね。



しかし、Ianの日本語の歌詞を歌わそうなんて誰のアイデアなんでしょう。。自分で「やる」とか言ったのかな。その辺の情報はライナーをみるからには不明です。



まあ、日本語バージョンはある種「貴重」な感じもありますので、Stone RosesファンだったヒトでIanのソロを聴いた事のないヒトも、Stone Rosesを聴いた事ないヒトも、一度試聴してみてはいかがでしょうか。本当にアルバム通しで、不思議に(個人的には)やみつきになりそうな出来栄えですよ!



(しかしIan Brownの作品の良さを語るのはやっぱり難しいもんだと実感しています。)