松本零士の漫画&関連書籍の紹介です。

 

基本的に自分が所持してる物だけなので・・・・

まあ、大体が幼少期に見たアニメの影響ですので内容は偏っていますがw

 

 

まずは松本零士の名前を意識したという点においては外せない本作。

まあ・・・色々とありましたが・・・・・(;´・ω・)

残念ながらアニメが本編でこちらはダイジェストのコミカライズと言っても良いでしょう。

元々はキャラクターデザインとして招かれ、その絵柄や物語、デザインの造詣の深さから監督を任され情熱をもって自分の持てるすべてを注ぎ込んだという点においては松本作品と言っても良いかと。(原作・原案という点においては話は別)

PART2に入ってからはじっくりとしたペースで描いていたのだが・・・・テレビの放送期間と月刊ペースではやはり・・・・(;´・ω・)

むしろ読み切り短編の永遠のジュラ編は良い。

 

 

 

宇宙戦艦ヤマトの1000年後の物語としてスタートした「新宇宙戦艦ヤマト」。

かつてのヤマトの乗組員の子孫たちが1000年の時を超えてヤマトに集結する。

※沖田艦長の子孫が艦長をやっているが気にしたら負けである。

ヤマト本体も南極地下で改装され超絶パワーアップ!新たに「グレートヤマト」の名を冠した。

主砲が前後、さらに艦底部にも前後合わせて4基増設され、第三艦橋も補強し、艦の全長も大幅に伸びた。

移動性ブラックホールの接近、「暗黒女王」等、999の第2部やダナサイト999.9とも設定が連動しており、2000年代は松本零士作品が同じ方向へ向かって行った時期であった。

ちなみに・・・・上段が連載時に発売されたコミック(コミックGATTA)、下段が後年再販されたバージョン。(内容は同じ)

 

 

元々は「ケースハード」という平成版戦場まんがシリーズともいうべき読み切り漫画シリーズに含まれた連作だったが、まとめて単行本化された。

第二次大戦中に存在したとされるが公式記録に残っていない幻の「大和級四番艦改め、改・大和級一番艦まほろば」の謎を追う物語を軸に描くミステリー風SF。

「蜃気楼奇譚」等、別作品のキャラも登場したり、主人公が「大山」一族だったりと結構、重要度の高い作品となっている。

ラスト、まほろばは飛び立っていく。

その後、新宇宙戦艦ヤマトでは僚艦として、999(第2部)ではヤマトと共に停泊している姿が描かれている。

また、OVA「大ヤマト零号」にも登場する。

 

 

松本零士の代表作。

少年キングに連載され、松本作品にしては珍しくちゃんと完結した。(第1部「アンドロメダ編)

画像は小学館のビックコミックから発売されたもの。

機械の身体を手に入れ「永遠の命」を手に入れようと銀河超特急999に乗り込む少年と謎の美女メーテルが停車駅で様々な体験をし、成長する冒険譚。

限りある命と時間をめぐる物語と鉄郎の成長と決断は見るべきものがある。

 

 

15巻以降は第2部「エターナル編」となる。

平和により怠惰となった地球人、そして迫るメタノイドの影とその背後に「暗黒女王(ダークイーン)」の影・・・・

メーテルは再び鉄郎を999へと乗せ旅立たせる。

そして太陽系消滅から鉄郎の真の旅が始まる。

21世紀の松本作品の中核をなし、あらゆる作品が同じ「暗黒女王」との戦いへと収束していくはずだったが・・・・

21巻はトチローの息子を主人公とした「銀河鉄道物語」となっている。

銀河鉄道1000号に乗り込み「戦闘訓練」を積む事になる。(999や鉄郎とも交流がある)

残念ながら未完となってしまった。

※アニメ版の「銀河鉄道物語」とも連動している。(アニメ版は鉄道警備隊の物語)

 

 

松本零士の代表的人気キャラクター。

週刊プレイコミックに連載。アニメ化もされ、松本作品においては主人公の少年を導く「先駆者」として描かれる事が多いまさに松本作品におけるヒーローといえる。

マゾーンの脅威から地球を守るべく活動する姿が描かれる。

 

 

 

ハーロックと並び松本作品において活躍する女海賊。

上段は講談社コミックの愛蔵版。下段は後年発売された単行本未収録作を網羅した完全版(文庫)。

80年代は999のメーテルのライバルとして描かれていたが、90年代末以降はメーテルの双子の姉という事実が明らかになった。

コミック版は海野広という少年の成長を見守る。

 

 

サンケイ新聞に1000日間連載された。

1000年間影から地球を見守っている「1000年女王」。

1999年9月9日0時9分9秒に地球に衝突するとされる惑星ラーメタル。

その脅威から人類を救うべく地球脱出計画が1000年女王=雪野弥生によって進められていく・・・・主人公である雨森始はラーメタルの真実を知る事になる・・・・

後年、雪野弥生=ラー・アンドロメダ・プロメシュームがメーテルの母であり、999における機械化帝国の女王と同一人物である事が明らかになる。

 

 

惑星ロボダンガードAはアニメ企画作品であり、冒険王において松本零士自身によりコミック版が連載された。

アニメ版は巨大ロボアニメだったが、コミック版では新型戦闘機サテライザーとしか描かれておらず、ダンガードAは最終回の最終頁にしか登場しない。

アニメ版は惑星プロメテへ「向かう」のに対し、コミック版は「接近してくる」プロメテへ探査に行くと設定も異なっている。

ダイバー0はアンドロイドによって生み出されたアンドロイドの少年ゼロが人類に復讐するべく活動しようとするがハーロックと出会い、人類に対し色々と学んでいく。

キャプテンハーロック以前の作品であり、現在のハーロックとは設定がやや異なる。

※デスシャドー号に乗り、ミーメが複数いたり、体の一部が機械化されていたりと・・・

 

 

移動性ブラックホールの影響でダナサイタ―能力に目覚めた台場哲郎を主人公とした物語。

※ダナサイタ―とは遺伝子に記憶された「過去の記憶」から能力を引き出す。(変身や超感覚等多彩)

移動性ブラックホールや「暗黒女王」等、後年の新宇宙戦艦ヤマトや999の第2部と連動しており、松本作品が同一方向を目指していた事を示す一作。

アニメ化もされた。(コミック版にはアルカディア号しか登場していないがアニメ版はヤマトも登場。)

 

 

この世の始まりから終わりまですべての記憶と知識を持つ少年、ミライザーバンの物語。

科学者だった両親の実験でミライザーとなった井台半。

両親の助手だった有紀蛍と共に「時間」とは何か?その謎に挑んでいく。

松本零士の証言により、メーテルの父親がミライザーバンの子孫(ドクターバン※アニメ版無限軌道SSXに登場)である事が明かされている。

また、本作読むことで「時間」の概念が理解でき、松本世界の「理」が見えてくる。

 

 

長らく単行本未収録だった読み切り作品をまとめた一冊。

若きトチローとハーロックを描く「ザ・トチロー」「ザ・トチローⅡわが青春のハーロック」他、ハーロックとトチロー関連のビジュアル小説や映像企画プロット等が収録。

 

 

中古車情報誌とWEB連載により発表された「ニーベルングの指輪」シリーズ。

本来は4部作であるが(4部の冒頭で中断)3部まではコミックが発売された。

クラシック音楽好きだった松本零士がワーグナーの楽曲に着想を得て描いた本作はハーロック一族や大山一族、そして幼き日のメーテルやエメラルダスを描く松本作品の「前日譚」的な立ち位置にある。

※第2部ワルキューレと第3部ジークフリードは先代のグレートハーロックとDr大山の物語となっている。

第1部の「ラインの黄金」はアニメ化された。

 

 

成り行きで他の惑星に送り込まれた山本轍が逞しく生きていく物語。

「男おいどん」にSF要素をミックスしたような松本零士作品の初期の傑作。

 

 

プレイコミックに連載された西部劇風青年コミック。

凄腕のガンマンであるハーロックとサムライサーベルの使い手トチロー、そして謎の美女シヌノラの3人が大西部のガンフロンティアを旅する。

一応、ハーロックとトチローの先祖の物語とされている。

アニメ化もされた。

 

 

松本零士が7~80年代に発表したSF短編をまとめた本。

「宇宙海賊キャプテンハーロック」の原型となった「宇宙戦艦デスシャドー」他が収録。

 

 

少年キングに連された。

999が宇宙を旅する列車に対し、「異世界」に停車する漂流幹線000。

主人公、大山大は「死球」「天球」「真球」と異世界の地球をめぐる物語。

 

 

共に少年キング連載作品。

人が働くことを禁じられた時代、漫画家を目指す少年、有紀嶺は星の海に雪が降ると姿を現す蜃気楼のようなフェリーに乗って旅立つ。(アイランダー0)

火星を舞台に自動二輪禁止令を打破すべく腐食したバイクを修理しレースに挑むセイバー・セラサードと仲間達の戦いを描く。(V2パンツァ―)

 

 

地球を脱出した人類は日本人を「非常用食料」としてとある惑星に置き去りにする。

その恨みを込めた刀を代々受け継ぎ裸田一族は復讐の旅を続ける。

トチローも裸田一族の末裔という事にされた。

 

 

近未来(1999年)をシミュレーションし日本の危機を描いたコミック。

竹内均を監修に迎えて描いた近未来危機コミック。

・・・・・もう過ぎたがw

 

 

フルカラーコミック。

「火星ホテル」は命の粘土ミラクレイ探す旅に出た星野巡は火星ホテルのオーナー、星野蛍や999の鉄郎、メーテル、ハーロックらと出会いながら旅を続ける。

「コスモロードα眠れる宇宙の王女」は金星から連れてこられた眠れる王女を乗せクルー団は銀河へと旅立つ。

「ちいさなマキ」マキと小さな宇宙人・ミライさんと猫のミーくんの冒険SFファンタジー。

 

 

地球から人類がいなくなった時代。

その謎を追って東京メガロポリスにたどり着いた主人公、山越登は停車していた永遠の終列車、幻想新幹線0に乗り込み旅立つ。

残念ながら1巻のみしか発売されていない。例によって999第2部と連動。

・・・・っていうか、これ一応、一区切りついとるわw

本作の後はハーロックの読み切りとこの後紹介する本に999の書下ろし短編を描いたのみとなる。

 

 

まあ・・・実は他にも所持はしてるのだが・・・・(撮ってねえw)

偶然映ってたので紹介しとくと・・・

「天使の時空船」は稀代の芸術家で発明家のレオナルド・ダ・ヴィンチを松本零士的解釈で描いたSF漫画。

他に画像にある初期作品集の「蛍の泣く島」等。

昔は「電光オズマ」や「蜃気楼奇譚」「ケースハード」「陽炎の紋章」等持っていたんだが・・・・

(どうしたっけ?)

 

 

小学館より発売された画業80周年記念本。

999の新作読み切り(第3部のプロローグともシリーズ全体のエピローグとも取れる内容)と、単行本未収録SF短編「モルモタリウム1978」を収録し、各種インタビューや松本作品の解説や作品リストが掲載された資料性の高い一冊。

個人的には999の書下ろしですでに「限界」が来てると感じた。(画力が)

おそらくだが最後に描いた漫画作品と思われる。

 

 

アニメや松本零士作品に登場するメカの設定デザインを担当した板橋克己のイラスト集。

本書の見どころは実現しなかった企画のメカのデザイン等も収録されている事にあり、

「デスラーズ・ウォー~エンペラー・オブ・ガルマン・ガミラス~宇宙戦艦スターシア」に登場予定だった宇宙戦艦スターシアや、「ニーベルングの指輪 第4章 神々の黄昏」に登場予定だった改良型アルカディア号3番艦等も載っている。

※宇宙戦艦スターシアは諸事情で明記されていない。(集合画にしれっと載ってる)

新宇宙戦艦ヤマトの詳細な設定資料として重宝する。

 

ここからは関連本。

 

まずはコミック関連から。

 

 

ひおあきらによるコミカライズ版宇宙戦艦ヤマトシリーズ。

各作品全2~3巻を1冊にまとめて発売されたワイド版。

1作目のでっぷりと肥えたヤマトは個性的だったw

1作目は画風だけでなく、初期プロット準拠の内容となっており、古代守がハーロックと名乗り海賊やってたりとか一見の価値あり。

さらば以降は無難なコミカライズ。

 

 

宇宙海賊キャプテンハーロックを最新の設定を盛り込みリブート。

これも999第2部に連なる布石だったはず。

 

 

アニメ化に際しコミカライズ。

 

 

松本零士の死去に伴い中断したままの本作。

本作は映画の「さよなら銀河鉄道999アンドロメダ終着駅」の続編として描かれている。

※その為、矛盾も多く孕んでいる。

しかし、999の最後の旅を描いていただけに最後まで描き切って欲しい所ではある。

※休載扱いになっている。(目次にそう載ってるうちは大丈夫と信じたい・・・・)

 

 

映画公開当時に発売されたアニメコミックス。

映像ソフトのない時代にはこういったもので我慢してた。

 

 

 

講談社から出ていたものは以上。

他にはガンダムやナウシカも出ていた。

映像ソフトの登場とともに姿を消したジャンルである。

 

最後にノベライズ版。

 

 

CGアニメ版「キャプテンハーロック」のノベライズ。

まあ・・・・・映像は良かったが「コレジャナイ感」ががが・・・・(映画の感想)

小栗君のハーロックは良かった(演技的意味で)

ハーロックの人物像がですね・・・・・どんまい。

 

 

過去にも当コーナーで紹介した小説。

 

元々は1999年に公開予定だった同名映画のプロットを元に書かれた同人誌だったが、松本零士公認の元に刊行された。

90年代末期からの松本作品はすべて本作へ繋がれるように描かれており、松本作品の集大成となるはずだったが・・・・

惑星ヘビーメルダーの星間国家首脳陣による会合等、とんでもないシーンが目白押しであり、

白色彗星級(ガトランティス級)要塞による攻撃とかw単独行動とるグレートヤマトとかw一文字琢磨提督のD・ガードとかw企画倒れに終わった某映画まで網羅した決定版。

ただ・・・・

後年小学館から発売された改訂版はヤマト関連のエピソードがごっそりと抜け落ちて劣化版になってしまっている模様。(買っていない)

999とメーテルの物語にもちゃんと決着がついている。

・・・・・どうやっても映画一本で出来る内容じゃねえぞこれ・・・・・

 

 

 

さて、今回はここまでとなります。

 

次回は石ノ森章太郎コレクションをやろうかと思いますが・・・・

あまり持ってねえw