(ФωФ)フフフ・・・仕事をサボって観てきたぜ・・・(許可は得ています)

 

 

という訳で、初日の午後の回を観に行ってきました!

 

普通以上にはウルトラシリーズのファンです。

 

ウルトラマンの原点回帰や新定義、或いはリブート的な企画や映像作品はこれまでもありました。

例を挙げると、

アニメとして特撮の限界を超えたスケールに挑戦した「ザ・ウルトラマン」

海外で一から作った「ウルトラマングレート」

ハリウッドでリメイクされた「ウルトラマンパワード」

21世紀のスタンダードとして再定義を狙った「ウルトラマンコスモス」

Nプロジェクトの一環ではあるがウルトラマンのファーストコンタクトをリアルに描いた映画「ULTRAMAN」

※ティガは新機軸ではあってもリブートや再定義とは違うと個人的には思います。

 

今回のシン・ウルトラマンもある意味、リブート的な意味合いがあると思いますが、

今までで一番、「ウルトラマン」らしいと思います。※オリジナル版に近い。

 

原初のウルトラマンは「得体のしれないモノ」だったはずなのですが、

さすがに歴史のある長期シリーズともなると、もう「ウルトラマン」としか見えないと思います。

つまり、「こういうもの」的なイメージが定着しており、リブートや再構築といっても、「ウルトラシリーズ」の1作というか、バリエーションのひとつというか・・・

 

今回は原初のウルトラマンそのものを題材にしているという点を加味しても、オリジナル版同様、正体の解らない得体のしれないモノとして描かれている点が面白いです。

ウルトラマンがM78星雲の「光の国」の出身で宇宙警備隊の隊員でウルトラ兄弟No2というのは後年に付加されていった設定です。(多少の齟齬がありますが)

リアルタイム当時は正体不明の宇宙人でした。

 

そうしたオリジナル版と同じ空気を見事に再現というか表現できていると感じました。

 

ウルトラマンの映画はこれまで本格的な映画としては残念ながら制作されておらず、

※悪い意味ではなく、「劇場版」もしくは編集版ばかりという意味。

個人的にはこれこそが「観たかったウルトラマンの映画」という想いがあります。

 

・・・・と、まあ色々と長く書きましたがw

今作は非常に満足度の高い1本となりました。

 

さて・・・・内容についてなのですが・・・・

舐めてました・・・・

正直、映像や表現等、演出的なものに期待していて、ストーリーや設定的なものは気にしていなかった(といえばウソになるが)。

自分自身が結局、「ウルトラマンという型」にはめ込んでいたと痛感。

ネタバレするには惜しい意表を突いた展開と外星人が地球にどんな価値を見出したか等、興味深い内容であり、単純にウルトラマンを現代の技術で再構築というものではなかったです。

 

以降はネタバレを含みますので(結局、ネタバレするんかーい!Σ(・ω・ノ)ノ!)・・・

 

 

劇場で先行販売中の一冊。

鑑賞後に閲覧をお勧めする豪華な資料本です。

 

 

さて・・・・冒頭からかっ飛ばしてくれましたw

かつて、「ウルトラQ」のタイトルロゴを吹っ飛ばして出現する「ウルトラマン」のタイトルロゴ。

今回は、「シン・ゴジラ」のタイトルロゴを吹っ飛ばして「シン・ウルトラマン」のタイトルが出現!

冒頭からまさかのサプライズでしたw

 

さらに・・・・

人類と禍威獣の戦いの歴史的なものが次々と映し出され・・・・

巨大不明生物ゴメス

巨大不明生物第二号マンモスフラワー

巨大不明生物第三号ぺギラ

敵性大型生物第四号飛翔禍威獣ラルゲユウス(リドラ)

敵性大型生物第五号溶解禍威獣カイゲル(ナメゴン)

敵性大型生物第六号放射性物質捕食禍威獣パゴス

 

禍威獣の脅威に対抗すべく、専門家を集めた禍威獣特設対策室「禍特対」が結成された。

※カイゲル戦で実戦投入。

 

そして・・・・敵性大型生物第七号が姿を現すところから物語は始まる。

 

ネロンガと命名された禍威獣は透明化し、発電所を襲う。

ネロンガ撃退作戦が自衛隊と共同で展開される中、「禍特対」の作戦立案担当官、神永新二は逃げ遅れた子供を発見、保護に向かう。

その時、大気圏外から巨大人型生物が飛来、その「銀色の巨人」は腕を十字にし、光線ヲ発射、ネロンガを消滅させ、空中へ飛翔し、消失する。

その後、子供を保護した神永が帰還する。

 

謎の巨大生物の出現に禍特対に対巨人担当情報官として浅見弘子が着任、神永とバディを組むことに。

浅見は銀色の巨人に「ウルトラマン」のコードネームを付ける。

 

敵性大型生物第八号の出現。

ガボラと名付けられたそれはパゴスと同種の禍威獣だった。

原子炉を狙うガボラの進撃を止められない自衛隊。

ウルトラマンが出現し、ガボラから原子炉を護る。

ガボラを倒したウルトラマンはその遺体を持って飛び去る。

放射性物質を捕食するガボラはその遺体ですら脅威なのだ。

まるで人類の事情を理解しているかのようなウルトラマンの行動に疑問を持つ浅見。

そして・・・神永の姿はそこに無かった。

 

バディを組んだものの、単独行動の多い神永に不満を持った浅見は旧職場(公安)に神永の調査を依頼。

そんな折、ザラブと名乗る「外星人」が禍特対に現れ、友好条約を求めてくる。

禍威獣は何故か日本にしか現れない。

そして今度は外星人の出現。

ザラブは技術供与を餌に人類に接触、やがては自滅に導き、地球の侵略を目論んでいた。

いち早く、ザラブの動向に気づいた神永だったが、その正体がウルトラマンであることをバラされ、拉致されてしまう。

ニセウルトラマンに変身したザラブは地球人にウルトラマンを敵として認識させようとする。

ウルトラマンの「本体」を呼び出すβカプセルを浅見に預けていた神永。

浅見の協力で危機を脱した神永は浅見の前でウルトラマンに変身、ザラブを倒す。

正体が知れ渡った神永は姿をくらます。

 

世界各国の諜報員が神永の行方を探す中、浅見も行方不明に。

そして巨大化した浅見が街に姿を現す。

それは外星人メフィラスのデモンストレーションだった。

ウルトラマンの巨大化と同じ「βシステム」の技術の供与と人類との友好を求めてきた。

ウルトラマンよりも先に地球へとやってきた外星人0号と名乗ったメフィラス。

日本政府はメフィラスと友好関係を結ぶ。

メフィラスは神永と接触、神永=ウルトラマンに協力、もしくは静観を求める。(居酒屋でw)

メフィラスの目的はβシステムで地球人類を兵器へと進化させる事にあった。

そして地球人類を「資源」として管理下に置くべく行動していたのだった。

しかし、交渉は決裂。(居酒屋の代金は割り勘w)

メフィラスが日本政府にβシステムの引き渡しを行うタイミングを見計らい、禍特対と協力し、それを阻止する。

そしてメフィラスと直接戦闘に移行するウルトラマン。

拮抗する戦闘はメフィラスの地球侵略断念宣言と共に終結。

メフィラスは地球を去った。

 

メフィラスが断念した原因・・・・・

それはウルトラマンの故郷「光の星」からの使者が姿を現したからだった。

神永と同化し、任務を放棄したウルトラマンに代わり、地球を監視、剪定者としての使命も持つゾーフィだった。

メフィラスの侵略計画から地球人類は「侵略兵器」として他の外星人に利用される可能性を考慮し、地球人類を消滅させると宣言。

反対するウルトラマンだったが、ゾーフィは恒星系ごと消滅させる惑星破壊兵器「ゼットン」を起動させる。

太陽系消滅の危機に禍特対と共に立ち向かうウルトラマン。

果たして地球の運命は!?

 

 

・・・・・って、ほとんど書いちゃってますがw

 

オチはぜひその目で。

 

 

 

しかし、まさか放送当時の児童誌のウソ情報だったゼットンを操るゾーフィが実現するなんてw

やたらと地球(日本)のことわざや格言に詳しいメフィラスも好きですw

印象的というか、個人的に良かったのは同化した後の神永の言動がウルトラマンのものだという事。

記憶から神永の知識や技術は得ているだろうものの、感情や思考が理解しきれてなく、浅見とのコミュニケーションによって人類を理解していく描写がよかったです。

(対してフレンドリーなメフィラスとの対比が際立つ)

2時間の上映時間に濃密な内容であっという間でした。

ゾーフィはさらっとウルトラマンの本名を呼んでいるのもポイントです。(気になる人は劇場で)

 

 

さて、先行販売されているデザインワークスですが、巻末に気になることが書いてあります。

実現すれば・・・・いや、実現して欲しい!

 

 

今回はこんなところで。

 

次回は・・・・ソー・ラブ&サンダー(7月)の予定。

 

・・・・・たぶん。