初日の初回に行ってきました!
さて、ぶっちゃけますと何を書いてもネタバレになりますので・・・
まず、思ったのは予告編から想像していた内容とは違ったという事と、
あまりサプライズゲストに期待し過ぎるのも良くないという点ですね。
※充分なゲストだと思いますが、過度に期待値が上がり過ぎていた感がw
ストーリーとしてはある意味過去最大級にスケールの大きな物語となっています。
※俯瞰して全体像がビジュアル的に見えてこないので実感がw
宇宙とかいうレベルではなく、概念としての「世界」、それも複数系で展開される危機。
原作において2010年台に展開された一大キャンペーンイベント「インカージョン」がついに題材として使われました。
インカージョンとは並行宇宙の衝突による消滅現象で阻止するには片方の宇宙を消滅させる必要がある。(原作では地球を起点に起こっていた現象ですべてのマルチバースが対象だった。)
※インカージョン対象コミックは当ブログの過去記事「アメコミコレクション2021マーベル編」参照。
配信ドラマのロキや、アニメシリーズ「ホワッツ・イフ?」、さらには前作の「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」で並行世界を描いてきた事から今後のMCU全体を揺るがす事態になってくるものと思われ、今回の映画はその始まりといえます。
ここでひとつ。
前作、スパイダーマン ノー・ウェイ・ホームと今回のマルチバース・オブ・マッドネスは直接的な因果関係はありません。
ストレンジにとってちょっと前にマルチバースに関わった「経験」として語られるだけです。
※余談だがスパイダーマンの事は覚えていた。(ピーターの事を忘れただけ)
この件が予告でのイメージと異なっている原因の一つ。(たぶん、意図的にミスリードさせてる)
もうひとつは・・・・ネタバレになるので後ほど。
さて、個人的な感想を簡単に述べると・・・・
ゲストに期待し過ぎたものの、ストーリー展開が予想と違い、「何が起こるか解らない」感があり、ついでに言うとホラー要素が苦手な自分でもお馴染みのマーベルキャラというフィルターがかかっていた事もあり、普通に観れたw
ストーリーは予想以上に楽しめたし、ゲストに関しても前提となる物語の構成上あれが妥当であり、(そもそも予想外の展開だったので・・・)がっかり感はそこまでなく、楽しめた。
事前情報や予想はほどほどにw
今後のMCUに期待が高まる一作というところですね。(面白かった)
さて、今回の映画はストレンジの2作目という事と同等なレベルで「ワンダヴィジョン」の後日談的な意味合いが強かったと思います。
間違いなく、ワンダは「もうひとりの主人公」といっても良い扱いでした。
その事もあり、劇場では限定販売としてパンフレットが発売されました。
未見の方はこれを軽く一読するだけでも今回のワンダについて理解が深まると思います。
※早めに劇場に行き、これを買って読みながら上映時間を待つw
意外と資料性も良いので他のドラマもパンフレット出してほしいくらいだw
と、まあネタバレ無しの紹介はこの辺で。
ここからはネタバレ含みますので。
物語は・・・・
どこかの世界。
ストレンジ(ディフェンダー・ストレンジ)とアメリカ・チャベスは謎の怪物に襲われていた。
怪物はチャベスの持つ「マルチバースを渡る能力」を手に入れようとしていた。
一度はチャベスの能力を奪う事で危機を回避しようとするストレンジだったが、
怪物により殺されてしまう。
死の間際、チャベスの危機を救い、別の世界へと逃がすことに成功する。
・・・・・そんな悪夢を見、目を覚ますストレンジ(ドクター・ストレンジ)。
その日はかつての恋人、クリスティーンの結婚式の日だった。
参列するストレンジだったが・・・街の騒ぎに気が付く。
少女を襲う目に見えない怪物。
魔術で可視化したストレンジは怪物との戦いに身を投じる。
少女は夢に見たチャベスであり、怪物はガルガントス(シュマ=ゴラスによく似た怪物)。
駆けつけた相棒(現・至高の魔術師)のウォンとともにガルガントスと倒したストレンジ。
カマ―・タージでチャベスを保護する事にしたストレンジとウォン。
ストレンジの見た夢は並行世界の自分の体験であると知り、あの夢が並行世界で起きた現実で、死んだストレンジ(ディフェンダー・ストレンジ)の死体もこの世界に飛ばされていたことを確認した。
事態を重く見たストレンジは強力な助っ人を求め、アベンジャーズの一員であるワンダ・マキシモフに協力を求める。
だがしかし、ワンダこそがチャベスの能力を欲し、怪物を差し向けた張本人だったのだ!
ウェストビューでの事件(ワンダヴィジョン)後、黒魔術書「ダークホールド」を手に入れ、研究していたワンダは精神を侵食され闇に染まってしまう。
そしてダークホールドを通して見た数多の並行世界ではウェストビューで自身が想像した息子たちが実在の子として存在していることを知り、子供たちを手に入れ(本人的には取り戻すと思い込んでいる)幸せに暮らしたいという願いを叶えるために、チャベスの能力を欲していた。
奇しくもワンダに助力を求めたことでチャベスの居所を知られたストレンジとウォンは魔術師達の総力を結集してワンダ=スカーレット・ウィッチを迎え撃つ。
しかし、カマー・タージは陥落、チャベスはコントロール出来ない自身の能力でストレンジと共に他の世界へと投げ出される。
その世界ではストレンジは過去に「サノス」から地球を救い命を落とした英雄として祀られていた。(イルミナティ・ストレンジ)
その世界でストレンジの後を継ぎ至高の魔術師となったモルドに歓迎されるストレンジとチャベスだったが、それは罠であり、2人はその世界を護る組織「イルミナティ」に拘束される。
一方、チャベスを逃したワンダはウォンを連れ、ダークホールドの源典である山へと向かう。
そこで並行世界にいるチャベスを探し出し、夢渡り(並行世界の自分に憑依する儀式)で追跡する。
そしてストレンジはイルミナティの主要メンバーと面会し、告げられる。
「マルチバースにおいて最も危険な存在はドクター・ストレンジ」だと。
果たして、その意味は?
その世界(アース838)のストレンジの死の真相とは?
というのが中盤までのストーリー。
まず、予告編等で反省してる風なワンダ。
てっきり、ストレンジと共闘する事で過去(ワンダヴィジョンの出来事)と対峙するのかと思いきや、まさかのヴィランポジション。
そして、予告ではいかにもストレンジがマルチバースの扉を開いた的に取れる言い回しだったが、スパイダーマンの件とは無関係でむしろ巻き込まれた側だったという点など、
予想とは違う展開に驚かされましたw
※スパイダーマンよりもワンダヴィジョンの方が繋がりが遥かに強い。
いくつかの世界を通過はしたが、結果的にストレンジ自身が行った(滞在した?)世界は2つ。
イルミナティのいる世界とインカージョンにより滅びに向かっている世界(シニスター・ストレンジのいる世界)。
この映画に登場するキャラクターは以下の通り。
ドクター・スティーヴン・ストレンジ(アース616)
スカーレット・ウィッチ=ワンダ・マキシモフ(アース616)
アメリカ・チャベス
ウォン
クリスティーン・パーラー(アース616)
リントラ※カーマ・タージの修行中の牛男風宇宙人
ガルガントス(シュマ=ゴラスによく似た何か)
ディフェンダー・ストレンジ(冒頭に死亡し、終盤でドクター・ストレンジが夢渡りで使用)
シニスター・ストレンジ(インカージョンで敗北した世界の負のストレンジ)
イルミナティ・ストレンジ(アース838でイルミナティに粛清されたストレンジ)
マスター・モルド(アース838)
ミスター・ファンタスティック(アース838)※新規配役
キャプテン・カーター(アース838)※ペギー・カーターが超人化(役者は本人)
ブラックボルト(アース838)※ドラマ版「インヒューマンズ」と同じ配役
キャプテン・マーベル(アース838)※キャロルではなく、マリア・ランボー(同配役)
プロフェッサーX(アース868)※映画「X-MEN」と同じ配役
クリスティーン・パーラー(アース838)
ワンダ・マキシモフ(アース838)
トミー・マキシモフ(アース838)
ジミー・マキシモフ(アース838)
クレア(?)※インカージョンにストレンジと共に立ち向かう。(ポストクレジットに登場)
ちなみにイルミナティは原作ではアース616にも存在し、
メンバーはアイアンマン、キャプテンアメリカ、ストレンジ、プロフェッサーX、ブラックパンサー、
ネイモア、ブラックボルト、ミスターファンタスティック。
※後にキャプテンアメリカは除名、プロフェッサーXの死後はビーストが代行。
クレアは前作(ドクター・ストレンジ)の敵であるドルマムゥの姪でストレンジの弟子でもある魔術師で、ストレンジの死後、後継者としてクレア・ストレンジを名乗る(原作設定)。
インカージョンは続くのか?
今後のMCUからますます目が離せないw
現時点でのMCUで起きている(或いはこれから起きる)事件や問題は・・・・
インカージョン関連(マルチバースに関する出来事)
シークレットインベージョン(スクラル人による入れ替わり)
異世界(魔界等)の脅威※並行世界と異世界は別。
セレスティアル関連(エターナルズやディビアンツ等の超越者達)
・・・・・目指すはシークレットウォーズか?
どちらにしろ壮大な計画だわ・・・・(;´・ω・)
次はシン・ウルトラマンでお会いしましょう。