レーネ「MMS管理機構情報局、捜査姫レーネ、入ります。」

 

次郎「ああ、ご苦労さん。」

 

 

レーネ「主任、今日はどういった御用向きでしょうか?」

 

次郎「んー・・・そうだねえ・・・」

 

西「俺の方から話そう。」

 

レーネ「?西主任?」

 

西「ああ、今回は特捜部と実行部の共同任務だ。」

 

レーネ「・・・・『組織』が関与していると?」

 

西「それはまだ解からん。が、可能性は・・・高いな。」

 

レーネ「そちらからは誰が動くのですか?」

 

西「特捜部からは既に、アイネとイネス・・・つまり、お前の妹達が動いてる。」

 

レーネ「よりによって、あの2人ですか・・・・」(;´・ω・)

 

西「まあ、大した案件じゃないと思ったんだが・・・・」

 

レーネ「?何かあったのですか?」

 

次郎「いや、実はね・・・元々、別の案件だったんだよ。」

 

レーネ「は?」

 

西「お前は黙ってろ。俺から話す。」

 

次郎「いや、だって、レーネはウチの所属だし・・・」

 

西「あのな・・・・まあいい。」

 

次郎「実は2人と連絡が取れなくなった。」

 

レーネ「・・・・・また遊び呆けてるだけじゃ?っていうか、何であの2人が特捜部なんですか!?」(;´・ω・)

 

西「・・・・・・知るか!」

 

レーネ「はい?」

 

西「押し付けられたんだよ!局長に!!」(#^ω^)

 

次郎「あはははは」(;・∀・)

 

西「明らかにおかしいだろう?副長の件にしたって・・・・」

 

次郎「ま、まあ山ちゃんの話はまた後で・・・」

 

西「ふん!さんざん世話になっておいて白状な奴め!」(# ゚Д゚)

 

次郎(今も世話になってるんだけどね・・・・)(;´・ω・)

 

レーネ「あ、あの・・・続けてもらえないでしょうか?」

 

西「アイネ達はある神姫達をマークしていた。」

 

次郎「そしてだ、こちらの件は、幽霊探しだ。」

 

レーネ「・・・・・話が見えません」( ;∀;)

 

西「順序からいくと俺の方からだな。」

 

次郎「そうだね。」

 

 

西「最近、管理機構に登録されていない神姫が確認されていてな。」

 

レーネ「・・・・野良?それとも・・・」

 

西「そうだ。違法改造、もしくは、神姫の皮を被った・・・いずれにせよ『組織』製の可能性もあったという訳だ。」

 

レーネ「そこで特捜部に話がいったと?」

 

西「そうだ。だが、数が多くてな・・・」

 

レーネ「多い?」

 

西「しかも、違法改造じゃない神姫ばかりだ。」

 

レーネ「・・・・普通の神姫だったと?」

 

西「そこで、組織の線は薄いだろう・・・と思い、アイネ達にある神姫をマークさせた。」

 

レーネ「先程、組織の関与の可能性があるとおっしゃっていましたが?」

 

西「ああ、2人が消息を絶ってから解かった事があってな・・・・」

 

レーネ「それは・・・・」

 

次郎「それはこちらの件にある。」

 

レーネ「はい?」

 

次郎「最近、ジオラマスタジオで撮影したSS(スクリーンショット)に幽霊が写るという苦情が殺到していてな?」

 

レーネ「心霊写真!?」(;´・ω・)

 

西「その心霊・・・といっても神姫なのだが、写真に写っていたのが・・・」

 

レーネ「まさか?」

 

西「アイネ達がマークしていた神姫だ。」

 

レーネ「幽霊を追っていたと?」

 

西「・・・・・かもしれん。だが・・・・」

 

次郎「去年に起きた『神姫センター襲撃事件』を覚えているかな?」

 

レーネ「はい。私も現場に行きましたから。」

 

次郎「実はね、あの時、『ジオスタちっく』な世界に行ったという人がいてね?」

 

レーネ「は?」(;´・ω・)

 

西「・・・・つまり、ジオラマスタジオを模した電脳空間が存在していて、そこに出入りしている可能性がある。」

 

レーネ「幽霊がですか!?」Σ(゚Д゚)

 

次郎「出入りったって、データのみの筈なんだけどねぇ?」

 

レーネ「つまり、『神姫センター襲撃事件』は『組織』の関与が確認されていますから、今回もそうだと?」

 

西「・・・・東田。やっぱり、アイネ達とこいつトレードしないか?」

 

次郎「駄目だよ、レーネはウチの!」

 

レーネ「で、その神姫というのは?」(;´・ω・)

 

西「H・S・T型アークst・・・・「スピードキング」と「ハイウェイスター」と呼ばれる2体だ。」

 

レーネ「解かりました。まずはその2体のアークstを捜せばいいのですね。」

 

次郎「ついでにアイネとイネスの捜査も頼む。」

 

レーネ「は!」

 

 

西「じゃあ、頼む。こっちは別件もあるから、アイネ達が見付かったら、好きに使ってくれ。」

 

レーネ「は、はあ・・・・」(;´・ω・)

 

 

次郎「・・・・・行ったか、さて、もうひとつ話がある。」

 

レーネ「はい?」

 

次郎「アークstの他にも、ウェルクストラbkも確認されていてな・・・・」

 

レーネ「数が多いと仰ってましたね。」

 

次郎「そうなんだが・・・このウェルクストラbk、資料がある。これだ。」

 

 

レーネ「これは!?あむ先輩の捜査記録!!」

 

 

 

 

 

これが、私にとって最後の事件の始まりだった。

 

 

 

 

いきあたりばったり連続妄想作文「へっぽ子戦姫SECOND」SIDE-レーネ

 

次回、第1話「スピードキングとハイウェイスター」

 

本編開始。

 

 

 

 

※この記事は2010年6月1日に投稿したものを改訂・再録しました。