昨日(2023/11/18)妻が入院治療中にお世話になっていた病棟へ挨拶に行きました。

行くか行かないかで悩んでてもしょうがないし、ウジウジしてるなら行って楽になるしかないと思い、勢いに身を任せて行く事にしました。




病院に入ると、病院内の空気感や雰囲気は相変わらず変わってなく、この病院に来るのはとてもとても苦手です。



病棟に向かう途中。
救急外来の前を通らないといけなく、急ぎ足で通り過ぎました。
その時に、救急外来の前で患者さんの家族と看護師さんが話しているのが目に入ってしまいました。


「妻が救急外来に運ばれたとき、僕もあんな風に何回も何回も救急救命士の方や看護師の方と話してたな。」
そんな事を考えてしまいました。

1カ月前の事ですが、なんだかすごい昔の事を思い出すようでした。



それと同時に。
思い出したくは無いですが、ここの前を通るとやはり妻が救急外来に運ばれた日を嫌でも思い出してしまいます。

あの日の映像が脳裏に蘇ってきます。
静まりかえった病院。
病院の匂い。
早朝の病院内の薄暗さ。
誰もいない病院の廊下。
無言の僕達家族。
待ち時間がとても長く長く感じていて、今ある現実が嘘ならどれだけいいかと思っていました。



あの日を思い出すと心臓をギュッと掴まれるような感覚と、息苦しくなるような感覚になります。
口の中はカラカラになり、ぐるぐると目が回るような。


でも、病棟に行って挨拶はしたい。
挨拶をしないと後悔が残る。

エレベーターに乗り、病棟に向かう事にしました。