$zoocoオフィシャルブログ「Reality Of Life」Powered by Ameba


やっとベビ子が4時間ちょっと続けて寝てくれるようになった。
だから私も一日一回ぐらいは3時間くらいぶっ通しで眠れる。
毎晩クタクタになって眠り、朝日が昇るのを見ながら授乳。
疲れたぁ~って思う時もあるけど、毎朝目覚めると
「あぁ、ベビ子がいてくれて良かった」って深く思う。
今日も一日、この世界にベビ子と一緒にいられることが
嬉しいなぁって、毎日感じる。
朝起きたら全部夢で、前の生活をしてる自分がいたりして!?
って、不安になってベビ子のベッドを覗き込み、ベビ子の
寝息にホッとする。
出産前の生活は、全く最高な毎日だったけど、今はなんとも
表現者として失格だけど、言葉では言い表せない「最高の時間」
に寄り添っている感覚だ。
自分よりも大切なもの、異性に感じる愛とは全く違う気持ち。
私の中に、こんなカタチの愛があることを自分自身知らなかった。

出産は本当に人それぞれだ。
「産んで3日めにはなんともなかったよ」っていう人もいれば、
私の病院でもちょうど同じ時期に、生んで出血がとまらなくて
危険な状態になり、大きい病院に搬送されたママもいた。
同じ時期に妊婦友達になったグループの人たちの中にも
赤ちゃんが早く産まれ過ぎてNICUに入ったままで、「生んでから
3週間たってもまだ抱けないの」と悲しんでいるママ友もいる。
だから出産が怖くて先輩ママに、たくさん質問した私だけど
みんなそれぞれ言う事が違って。。混乱した。
でも今は分かる、出産は本当にそれぞれ違う。
私は、結構大変だった気がする。みんな大変なんだろうから
あまり自信はないけど。
本で調べると難産という分類に入ってるから、そうなのか?
まずは、ベビ子が回旋異常といって、回らないでひっかかって
しまったプラスベビ子の頭が普通より巨大だった。で、
なかなかでてこなくて、病院の中のプロフェッショナルな先生が
5人くらい私の周りに来てくれて。。。全く大変だったよ。
二人が私を暴れないように押さえる係。一人の先生は
プロレスのロープの上から落ちるみたいに上からお腹を
おす係。。。あとの二人は引っ張りだす係。。。。
結局は吸引で最後にやっと出て来てくれた。
4ヶ月くらいから「妊娠線とかでないようにね!」なんて
無理して高いオイルでお腹マッサージしてたのにさぁ、
あんなにお腹押されたら。。。意味なかった。。。とほほ。
そんなわけで、結構正直大変だった。出産なんて宝くじみたいだ。
あたるか当たらないか、安産か難産か!?
ジタバタするよりのんびり妊婦生活を楽しむ方がいいと思った。
それから「マタニティーブルー」というやつが、もの凄い
強烈だった。子宮が収縮して戻る時に、ホルモンのバランスが
大きく崩れて悲しくなるという症状なんだけど。
本で読んでたから「ふ~ん!」って分かってたつもりだったのに
いざなってみると、もの凄かった。。。
「わぁ~ん、私がふがいない母親だからベビ子が可哀想ですぅ」
って子供みたいに大泣きするくらいでした(笑)
ちょっとした病院内で話題な人ってくらい。。。
お見舞いに来てくれたまりやが、私の泣きはらした目をみて
「えっ!?出産て目が腫れるの!?」って感じだったと思う。
今思うと何であんなに悲しかったのかな?と不思議。
医師曰く、「真面目な人ほどひどく症状がでる」との事で。
真面目だったってことにしておこう。恥ずかしいから。

でも本当の痛みは、退院してからのがひどかった。
私は弱虫だと思った。
退院後、2週間愛知から母が助けに来てくれた。
本当に感謝している。
こんなに長い時間、母と一緒に過ごしたのは20年ぶりくらい。
最初、一人暮らしが長かった私は、掃除や洗濯、食事の支度を
してくれる母に、いちいち「すみませんねぇ」とか
「どうもありがとう。ごめんね」とか言っていた。
自分では気がつかなかったんだけど、人にそういうのを
やってもらう感覚が久しぶりだったので、知らず知らず
当然のように言ってしまっていた。
そうしたら母が「私は好きでやっているんだから、いちいち
謝ったりしないで!」と怒ってきた。
「10代の頃に家をでちゃって、今やっとあなたを助けて
あげれてる私は、喜んでやってるんだから!」って言われた。
そうだよなぁ~。家を出てから、意地っ張りな私は20歳の
成人式の日でさえも、「なにか見つけられるまで帰らないぞ」って
実家には戻らなかった。その後、プロになって忙しくて
会うのはほとんどライブ会場のバタバタした場が多かった。。。
母に申し訳ないねぇ。。。
自分の事ばかりで、母の気持ち。。気づかなかったな。。ごめんね。
それにしても、毎日ひどく痛みで苦しむ娘と、全く知らない東京と
いう街。母には本当にストレスかけちゃったと思う。
しかも余裕のない私は、気を使ったり、優しくしたり出来なかった。
それなのに、一生懸命私を助けてくれた母。
すごいなぁ。私もいつかベビ子にそう思われる母のような「母」
になりたいと深く思ったよ。ありがとう。

みんなの助けのおかげで、すっかり良くなりました!
そんなわけで、書こう書こうと思っていた出産記。
やっと書けました。産後、ホルモンバランスの変化で
視力がぐ~んと落ちちゃう人がいるよ!って聞いたことが
あったけど、全くその通りになっちゃって、やっと回復しま
して、今日こ~んな長文&たまってた思いを吐き出せました。
ここから少しづつ、前の生活のリズムへ戻しつつ、そこにベビ子が
プラスされた、新しいリズムを作って行きたいと思っています。

たくさんの「大切」を教えてくれたベビ子&出産。
本当に私にとってかけがえのない経験になりました。

最後まで、飽きずに読んでつきあってくれて
ありがとう。
あ~すっきりした!

P.S
これから出産の方で読んでくれてる人が結構いる
みたいですね。
怖がらせちゃったらごめんね。
大変だけど、最高の瞬間に変わってしまうから
みなさま、頑張って下さいね。