このシリーズも(よっぽどのことがない限り)、今回で終了
最後に言いたいことは、なぜ僕は、かくも短期間で快復することができたのか、ということについて
真っ先に思い付くことは、自分の場合、ほとんどゼロからの出発であったことが良かった、と考えている
絶望している暇もなかった
なんせ、文字・数字の意味もわからないのだ
えらいこっちゃ〜、自分でなくても、誰だってきっと、リハビリテーションに励むしかないだろう
次に、脳機能が子供に戻ったついでに性格も戻ってしまったお陰ではないか
やたらと、お喋りが止まらない
恥ずかしいことに、実は今でもそうだ
お喋りしていないと、息ができなくて死んでしまいそうになる
ただ、相手は女の娘がいい
買い物に出掛けても、ショップの若い娘にどうしても無駄口きいてしまう
僕もある程度歳、これがけっこう疲れるのだ
たまに、お喋り封印して買い物してみると
あら、不思議、買い物ってこんなに楽なんだ〜
我ながら、アホさ加減に嫌になります
真面目に、まとめてみると、他者とのコミニュケーションが、早期快復のカギだった、としみじみ感じている今日この頃、野口五郎(済みません僕の世代のお約束)
このようにみてみると、少なくとも僕のケースは、努力の産物ではない
だって、楽しくリハビリテーションをやっただけだから
凡人には、辛い努力は長続きしない、と僕は思う
そして、幸運に恵まれた
都合よく、性格が変わってくれたかな
神様に感謝しなくちゃね、と言われることが多いが、僕は、言いたい
神様にとやら、最初から心臓を止めないで
皆さまの参考に
医師中村裕語録(他所で記したことあり)
失われたものを数え挙げるな、残されたものを最大限に活かせ
(病院スタッフ達へ、患者に対して) 保護より機会を!
世に心身障害者あれど、仕事に障害などあり得ない
以上
#高次脳機能障害
#中村裕
〈一言コメント〉
脳機能には、やはりコミュニケーションですよね〜
(令和2年4月20日)