ビートルズと出会ったキッカケは、2つある。

1つは、13上の兄の影響だ。僕は、ビートルズ世代とは10年以上離れている。

もう1つは、自分には、もともとそういうところがあるのだが、音楽それ自体ではなく知識から入ったところがある。

『ビートルズってなんだ?』というビートルズについて、たしか20人くらいの識者達が彼らに関して語っている本の影響が相当大きい。そこで書かれている、作家兼精神科医であった故なだいなだによる文章が優れていたことを、その時15〜16歳の自分はよく憶えている。彼による「ビートルズは自由にする」という文章から、実はまだそれ程読書というものが好きせはなかった自分が、読書の面白さを知ったといっても過言ではない。

それより、暇さえあれば、ビートルズを聴いた。ありふれた言葉を借り、ビートルズから人生、世界を学んだといえば大袈裟か。

ビートルズファンに、「一番好きな曲は?」とは、決して訊いてはいけない。200曲以上あるうち、その大半が名曲だから。強いて挙げるならば、「ストロベリーフィールズフォーエバー」、「ペニーレイン」のダブルA面か。いや、この1曲といえば、「アデイインザライフ」だ。

10代からだいぶ経ってから、僕は、ビートルズの曲に文字通り救わられることになる。当時47歳、2017年9月22日に大病を患った際だ。ある大学病院での2カ月に及ぶ闘病生活のうち、少なくとも最初の数週間は生死を彷徨っていたのだが、なんとか僕の意識を目覚めさせようと、すがるようなような気持ちで僕の大好きなビートルズの曲を目覚めぬ僕の耳元に流してくれたらしい。奇跡というべきか、それまでほとんど植物状態の僕が、なんらかの反応を示したという!

その病院で、唯一僕がなついていたという看護師のタマキさんの目には涙が浮かんでいたとか。

恥ずかしながら、2度結婚に失敗している自分に、万が一3度目があるとしたら、女性に求めるのは顔やスタイルということはあり得ない。話題が合うよう、趣味が本や音楽という人がよい。そして、でき得るなら、ビートルズが好きであって欲しい。

 

以上

#ビートルズ

#The Beatles

#ペニー・レイン

#ストロベリーフィールズ・フォーエバー

#ア・デイ・イン・ザ・ライフ

 

 

〈一言コメント〉

もともと社会問題をやりたいと考えていたことからすると、こういう記事は趣旨から外れている

ただ、自分としてはかなり気に入っている文章だ