5月全般に至る中での千葉ロッテ

優勝予想をしたのはいいが、はやくも暗雲の気配を醸し出している。

 

戦力でいったところ、こんな野球になるはずはないのだがと思う事ばかりである。

 

寺地や西川、木村といったすごい若手が出てきている一方で、

ランナーを返せない野手陣

競り負けてしまう中継ぎ陣や、種市を筆頭に安定感をなくしてしまっている先発陣。

 

特に5/2の試合は本当に言葉にならない惨劇であった。

最下位ソフトバンクにツーアウトランナーなしからの2点差をひっくり返される逆転劇。

 

益田は名球会に入ってほしいが、この調子ではかなり厳しいなと思わなくもない。

 

野球は流れのスポーツという。

野村克也さんの言っていた無形の力というのもあるが、

一つのストライク、一つのボール、一つのアウト、一つのフォアボール、一つのエラー

一つの得点、一つの失点、一つの采配、一つの勝ち、一つの負けが

その後の大きな流れを作り出すという事だ。

 

これは科学的な根拠は一切ないのだが、野球のファンは現実のものとして誰もが見てきた事実であり、

事実であるからこそ、ロッテの今後が心配である。

吉井さんは疲れさせないマネジメントと、選手への配慮がベースにありつつ、

モチベーションにより選手を動かすタイプの監督で

怪我人を最小限に戦っていく事ができる良監督ではあるのだが、

勝負事の中で甘さを出してしまう弱点があり、このような敗戦になってしまった。

 

益田を信じる勇気は必要かもしれないが、

ツーアウトランナーなしからの2点差をひっくり返されるどこかのタイミングで投手を変える事はできなかったのか?

コーチがマウンドに行く事で、流れを断つようなことはできなかったのか?


翌日も流れに飲まれてしまった

やっぱりこれが30年近く見てきた野球の怖さである。

 

プロ野球は勝負事で、ロッテのファンはもう50年以上勝率一位での優勝を待っている事を肝に銘じてほしい。