櫻井敦司さんが亡くなったりというような大事件があったことがあり、
ロッテについての話題を書く事もなかなかできない状況があった。
一応続けていくというために、一日一記事までとあえて制約をつけているのもあるので
どうしても遅くなった。

千葉ロッテマリーンズ
70勝68敗5分、首位から15.5ゲーム離されての2位。
一応借金はなく貯金2個。

成績だけ見たら、去年5位というところからのこれは大したものだし、
クライマックスシリーズも勝ち上がり、2ndステージにおいても1勝をもぎとってきたのは
本当にたいしたもんだなぁと感心している。

特に長年エースとして君臨してきた石川、
ある程度計算できる二木が1登板もできなかったこと、
佐々木朗希はまめを作ったり、わき腹を痛め、
シーズンの半分ほど投げなかったこと、
投手ではこのあたりが辛いところであった
小野もほとんど投げれず、いったいどこに投手がいるんだと言いたくなる。

野手に関しても去年の盗塁王高部が絶望。
荻野もいない時期が結構あるという状況であった。

そんな状況をうまくやりくりしながら回した吉井新監督の手腕こそが
まさに魔法であり、今年のロッテのMVPであったと言える。

「今日をチャンスに変える」というスローガンを打ち出した吉井監督は、
日替わり打線で、予期せぬメンバー、和田選手や池田選手、平沢選手といった日替わりヒーローを作り、
野手陣をやりくりする。

ブルペンデイを作りながらも、三連投を避ける投手陣の運営で、
うまく投手陣を組み立てながら、前半戦は長い間首位に立つなど、奮闘をした。

投げられない石川、二木に代わり、
種市、西野がしっかりと先発を回したことも大きかった。
前半で言えば朗希は他に類を見ない奪三振数で勝利を重ねていった。

しかし8月くらいに朗希の離脱辺りから、オリックスやソフトバンクとの戦力さが如実にあらわれ、
吉井監督の魔法も解けていき、4位に落ちた時はこのチームはやっぱり弱いチームなんだと思わざるを得なかった。
それでも最後はロッテらしい謎の追い上げで、最終戦で2位になると、
ドラマチックなクライマックスシリーズを繰り広げ、ZOZOマリンでソフトバンクを撃破、
1位オリックスを倒しに大阪まで行く事ができた。

さすがにここでオリックスの地力に魔法は解けてしまうが、13年の楽天戦以来10年ぶりに2ndステージでの勝利を挙げるなど、奮闘。
首位や日本シリーズはいけなかったものの、ファンを満足させる熱い戦いを繰り広げてくれたと思う。

評論家の順位予想でもAクラスはほとんどない中でのこの成績は
ぺルドモを筆頭に、西村、坂本、横山、東妻ら、中継ぎ投手陣の奮闘によるところが大きかった。
彼らには感謝をしないといけない

次の回では今後にむけたロッテの課題、そして優勝して日本一になるためには
こうしていってほしいと一ファンではあるが、語ってみようと思う。