夫が病気になってから

購入した電化製品が3つあります


大型テレビ

ドラム缶式洗濯機

Roomba


ちょうど

退職時とも重なり


人生で1度は

大画面のテレビを家で見たい…


そう言い続けていた私のために


自分の看病をしながら

家事は大変だろう…

少しでも楽になるようにと


身体に負担のかかりにくい

掃除家電を…


快く

私の我が儘を

叶えてくれました


夫が残してくれたとも言える

その3つの製品に

今とても助けられています


淋しい時悲しい時苦しい時

テレビの画面は

私の気持ちを

その世界に暫し引き込んで

辛い気持ちを忘れさせてくれます


腰や背中が

四六時中痛い身体を労りつつ

家事をすることができます


夫の形見のようにも思えて


壊れないように

大事に大事に使っています


本当なら

夫に直接言いたいです


どれ程

必需品として

私を救ってくれているか…


どんなに感謝しているかを…


時が経てば経つほど


過去には気づかなかった

夫の優しさや思いやりを

いろんな物や想い出を通して

じわじわと感じます


こんなことになってしまうなら


もっと素直に

接していればよかったな…と悔やみます


特別な言葉を発すると

それが最期になりそうで怖かった…


ただの言い訳に過ぎないけれど

そんな気持ちがあったのも事実です


いつか

彼方で会えたら


思いの丈の『ありがとう』を

伝えたいと思います