s49/12 12月の懐石料理 鶉の丸 | wabicyaのブログ

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極侘数寄を目指しています。

侘数寄は心強く大胆にあらねば、道具万ず不如意なる程に、世に有る人と交われば、心劣りせられて肩身つまりて、自ずから茶湯にうとむもの也といいて、ただ胸の覚悟第一ならん(長闇堂記)













鶉の丸

私も、孵卵器を購入して鶉を有精卵から孵して、料理した事がありますが


現代の柔らかいブロイラーの鶏肉に慣らされた人間にとって、正直に言ってそれほど美味ではないです。


料理屋の多くはそれを踏まえて、鶉の丸と称しながらも、鶏肉に少し混ぜる程度の様です。(上の写真のレシピでも、この鶉(肉の状態で約80〜100gに対し鶏肉200〜300gと約三割しか使ってませんね)


それと“骨叩き“ですが、ここに書かれている程度の叩き方では、骨が舌に当たり過ぎて砂利を食べてる感じです。

かなりしっかりと叩かないととてもじゃ無いですが、茶事のお客さんに喜んでもらえる様なものは出来ない事が良くわかりました(苦笑)


追加)

ちなみに、20個程の卵から17羽ほど孵化して、約一カ月もすると食べ頃になるので1羽ずつ〆て料理を試行錯誤しましたが、茶事でひと様にお出しするのは諦めました。

自分では、ソテーにしたりして美味しくいただきましたが。