「そろそろドア開くぞ」
「車内、人少ねぇな・・・」
二人は駅を降りて・・・
「こんにちは」
「あ、あなたは?」
「鬼塚有里と申します。田村山市開発社の秘書を務めています。あ、会社にご案内しますね」
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「あ、はい」
「こちらが田村山市開発社です」
「おぉ。まぁまぁな大きさだな」
「屋上で街を眺めてみますか?」
「お!そうしよう!」
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「・・・」
「どうです?」
「ずいぶん・・・田舎だな・・・」
社内に戻って・・・
「取りあえず、この地区の地図とかないのかな?」
「あ、ありますよ!」
「これが、その地図です。山脈に囲まれた市ですね」
「見事に何もない・・・」
「そういえば電気ついてないんじゃないか?」
「電力発電所を建設しないとダメですね
」
「発電所もないの!?」
「は、早く作ろうよ!」
「この辺りでいいかな?」
「いいんじゃないか?」
「これで電気がつきますね!次回は線路を延ばしましょうか?」
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「・・・そ、そうだ・・・な・・・」




