・追記
shineというハンドルネームの方から「なげーわ馬鹿」という暖かいコメントが来たので結論だけ先に書いておくと、コミケカタログで"ものみち湖"で調べれば同人作品を見つけられるかもしれないという内容の記事です。
あと、鬼頭先生自身の同人漫画が読みたいのなら、"あまっち野球軍"とか"自立胴人形メーカー悲史慨史"でググれば読めるよ。
僕に対してお話が長いとの御指摘のコメントは、ハンドルネームで死ねと伝達して、本文の方もこれ以上なく短いから、情報伝達能力に優れた非常に良い文章だなと思いました。
追記以上。
書いていくことにする。
なんつーか、この記事は前に書いた鬼頭先生がものみち湖名義で描いていた成年漫画についての記事の補足みたいなものです。
この記事ね。(参考)
ものみち湖名義のエロ漫画について色々書いたけれども、その情報を持っていたかた曰く、どうやらもう一作品存在している可能性があるらしい。(参考)
まぁその人は実際四作品だろうと言及していて、僕の方としてもその四作品しかないとは思うのだけれど、改めて調べなおしてみた。
すると、漫画家の単行本未収録作品をまとめた、まんだらけのサイトがひっかっかった。
ちょっとスマホとかだと見つけづらいのだけれども、パソコンの場合はF3キーを押して「ものみち湖」だとかで検索すると該当箇所に辿り着くので、そういう方法を使って確かめてください。(参考)(追記:この記事を書いたときはリンク先に高値買取の商品名一覧があって、その中に鬼頭莫宏という名前でキャンディータイムという表記がありました)
引っ掛かったとはいえ、僕が先に言及した四作品しか記述がない。
ただ…僕自身、先のものみち湖名義の成人漫画についての記事を書く前に一応「ものみち湖」でググって情報を探ったはずなんだよな。
その時にこんなサイトが引っかかった記憶がなくて、けれども今現在先に僕が持ってきた情報と全く同じことが書かれているサイトが出てくる。
そして、ググってもこのまんだらけのサイト以外では鬼頭先生がどんなエロ漫画を描いていたかなんて情報には辿り着けなくて、検索で検出される範囲では僕が書いた先の記事しか出てこない。
やっぱり、まんだらけの人が僕が書いた何かを読んだのだろうか。
それとも、行ってないから知らないのだけれど、5ch辺りにそのような情報が載っていて、その情報によってまんだらけのあのサイトの記述が出てきているのだろうか。
分からない。
一応ネット上にも、ものみち湖先生が寄稿していた青年漫画についての情報はある。
青年漫画のデータベースのようなサイトに、ものみち湖先生が『COMICキャンディータイム海賊版』のどの号に連載していたのかという情報が載っている。(参考)
ただ、このサイトには海賊版ではないキャンディータイムの情報は載っていない。
まんだらけの人はどうやってあの情報に辿り着いたんですかね…?
色々調査したけれども、どんなにググっても、ものみち湖名義でキャンディータイムに寄稿していた他の作品についての情報は出てこなかった。
加えて、一応本人が『ペンギンクラブ』で描いてたって言うのだから、『ペンギンクラブ』の情報も調べたのだけれど、やはり何にも出てこなかった。
おそらく、もはやネット上にはこれ以上、ものみち湖先生の情報は存在していないと思う。
けれども一つ、ものみち湖先生の情報を辿れる手段を思いついたので、そのことについてが今回の主題です。
鬼頭先生は最も遡って、1989年の段階で、ものみち湖という名義で活動していた。
そのことは、『家庭教師アドベンチャー』の無印の発売年から分かっていて、このゲームは調査の結果、1989年に発売されたものだと分かっている。
まぁ、前回の記事の追記で書いておいたよね。
僕自身はプレイしていないのだけれど、プレイした人曰く、鬼頭先生が描いた男根という珍しいものが見れるらしいっすよ?
とにかく、ものみち湖名義は1989年に使用が認められるものであるという認識で良いと思う。
ものみち湖という名義を持っていたとして、その名義で果たしてゲームのイラストしかやっていないのかということが問題になる。
それ以外の活動として、何かしら絵を描いていた可能性がある。
考えたのだけれど、鬼頭先生はコミックマーケットという同人誌の即売会に自身の漫画を出していたのではないかと思う。
僕は鬼頭先生が1988年からものみち湖名義を使っていただろうと考えていて、そうとすると『家庭教師アドベンチャー』のイラストを描く前から、ものみち湖という名義は使っていただろうと推測できる。
じゃあそれを何に使ったかを考えるのだけれど、やはり、同人誌のペンネームとして、そのものみち湖という名義を使っていたのではないかと思う。
同人誌というのは自費出版の薄い本のことで、漫画家が出す同人誌と言えば、大概は商業作品のキャラクターがエロい目にあう内容なる。
勿論そうではなくて、エロくないものや、完全にオリジナルのものも多いのだけれども、多くの漫画家はそのような同人誌というものを出している。
鬼頭先生も『赤い牙』という同人誌に寄稿していたりして、同人文化に関わりのあるような人物になる。
なのだから、1988年から1993年あたりのコミケのカタログを確かめれば、鬼頭先生が描いていたエロ漫画のタイトルには辿り着くことが出来るだろうと僕は想定している。
コミックマーケット34回から45回あたりのコミケカタログを確認すれば、どんなタイトルのエロ漫画を当時描いていたのかに辿り着けるだろうと思う。
そんなことが分かったところで、その時代のコミケカタログなんて持ってないし手に入らないと思うお友達もいるかもしれない。
これについては手に入れることはさておき、読むこと自体は可能だと分かっている。
前回言及した、米沢嘉博記念図書館に確か普通にコミケカタログの全てが置いてあったような気がする。
無料で立ち入れるところに置いてあったような、置いてなかったような…。
僕は偶然その図書館の前を通りかかった時に、『孤独のグルメ』の久住昌之の原画展がやっていて、中に入ったことがある。
それと、友達に『GUNSLINGER GIRL』の大ファンな人がいて、彼と一緒に『GUNSLINGER GIRL』展にも行ったことがあるから、二回行ったことがある。
その時に、コミケのカタログ全部が確か置いてあったんだよな。
多分、コミケカタログは全部無料で読めると思う。
まぁそこで読めなかったとしても、それを読むこと自体は実際可能で、国立国会図書館には全てのコミケカタログが収められている。
だから、米沢嘉博記念図書館か国立国会図書館に行って、コミケカタログを開いて、目を皿にして"ものみち湖"という名前を探しさえすれば、おそらくは鬼頭先生が当時描いていた同人誌に辿り着くことが出来る。
それをすることによって、鬼頭先生が当時どんなアニメに嵌っていたかを知ることが出来る。
とはいえ、このことで知ることが出来るのはあくまで鬼頭先生がどんなタイトルで、どんなジャンルで同人誌を出していたかだけであって、大して有益な情報を得ることが出来るということでもない。
加えて、ペンネームは"ものみち湖"で確かなのだけれど、サークル名までは分かっていない。
同人誌というのはペンネームに加えてサークル名を持つという独自の文化がある。
おそらく、黎明期は皆で少しずつ描いて集めて、それをサークルで一纏めにして出すということが多かったのだと思う。
今もないわけではないだろうけれども、昔はそれがメインだったのかもしれない。
詳しくはないけれど。
コミケなんて詳しくないんだよなぁ。
友達が毎回出てるから、それを冷やかしに行ったことが数回あるだけで、正直、コミケなんて詳しくないし、行って楽しかったという記憶もない。
まぁ、目的もなしにあんな所に行っても楽しくはないと思う。
僕は昔、神保町という古本が売っている町に行ったことがあったのだけれども、当時は全然楽しくなかった。
今の僕は入手が困難な古代中国の本や、原始仏典や原始じゃない仏典を探すという目的でいくから、神保町はそれなりに楽しい町になる。
コミケにしても、目的があれば楽しいんじゃないのかと思う。
とにかく、鬼頭先生はコミケに出す側として参加していた可能性があって、鬼頭先生自身が同人誌への寄稿について実際語っている。(参考)
なのだから、コミケのカタログを検証すれば、鬼頭先生が昔書いていた同人誌に辿り着ける可能性がある。
そこでタイトルに辿り着ければ、ヤフオクに出品されているそれに辿り着ける可能性があって、鬼頭先生が若い頃に描いていた同人誌に辿り着ける可能性が出てくる。
鬼頭先生はキャンディータイムで青年漫画を描いていたのだけれど、もしかしたらコミケの繋がりで描くことになったのかもしれない。
実際、コミケで友達のところに冷やかし行った時に、企業の人が名刺を持って友人に渡している場面を僕は見ている。
キャンディータイムとのつながりは、そういう所なのかもしれない。
鬼頭先生はおそらく、ものみち湖名義で同人活動をしていただろう僕は考えていて、そうとすると、コミケのC34からC45くらいのカタログを検証する価値はあると思う。
鬼頭先生がいつからいつまで"ものみち湖"名義で同人活動していたかは未知数だけれども、少なくとも鬼頭莫宏名義で1995年から活動しているわけであって、コミケだとC48で1995年だから、その辺りまでを検証すれば出てくるかもしれない。
加えて、商業誌で鬼頭莫宏名義で描いている傍らで、ものみち湖名義で同人漫画を描いていた可能性もあるのであって、もし、1990年前後でものみち湖先生の活動が確認できたならば、2000年くらいまでのコミケカタログを検証する必要性があるのかもしれない。
鬼頭先生のサークル名さえ分かればヤフオクで鬼頭先生の同人誌を手に入れる可能性が出てくるし、タイトルが分かればまた可能性が上がってくる。
以上が、今僕が持っている鬼頭先生の同人誌への理解になる。
結局、現状だと可能性の段階だから、調べてみないと何とも言えない。
じゃあ、調べるかなのだけれど、調べるわけないじゃん。
なーんで僕がそんな苦行をしなくちゃいけないんですかね…。
国立国会図書館とか、『なるたる』が載ってるアフタヌーンの全ての号の鬼頭先生のコメントを探し出して書き写すという苦行のことを思いだすから行きたくもない。
その時は一応、検証したいことがあったからある程度は良かったのだけれど、今回は別に知りたいことはないからなぁ。
ただ、このように書いておけば誰かがやってくれるかもしれないので、書いておいただけです。(誰もやらない)
これから先、僕に何かを要求するときは、この記事の作業内容をやってくるか、『学園都市ヴァラノワール』のOVAを上下巻見てきてからにしてください。
多分、ヴァラノワールの方が相対的にまだ苦痛が少ないと思う。
僕は金払ってこの作業をやるのが馬鹿らしいからやらないのだけれども、金が要らないという条件で、漫画の解説を書くことかこの作業をすることかを選べと言われたら、普通にその検証作業をやると思う。
それくらいあれ書くのってきついんだよなぁ…。
そんな感じです。
では。
・追記
よくよく考えたら、米沢嘉博記念図書館って同人誌を収集している図書館なんだよな。
そもそものコンセプトが国立国会図書館からあぶれたサブカルチャーな本を集めるというそれだったと思う。
だから、ものみち湖先生のサークル名とかが分かったら、ヤフオクなんかで探さなくても米沢嘉博記念図書館で調べれば読める可能性がある。
まぁ実際のところは色々やってみなければ分からないのだけれど。