甦るアザラシ

ごきげんよう、岸田です。

去年あたりからですが、
靴の傾向がちょっと前のちょい不良に代表された
トンガリ靴（トゥが細長いものですね）から
ポテチン靴
（トゥがポテッとした丸いものですね）に
変わってきております。

この前のピッティウォモに行った
ウチのファッション担当Ｙのレポートとか、
先週ワタクシがミラノに参りました最新の傾向でも
トレンド靴の主流はポテチン。

靴の先祖がえりが起きているワケです。

ワタクシの場合、長く生きております関係上
かつてのポテチン靴
（チャーチ、トリッカーズ、JMウエストンなど）を
持っておりましたが、
それらアーカイブがすべて下駄箱に収まっているハズもなく、
かなりの部分を廃棄処分してしまいました。

そんな中で、いくつか残っている
ポテチンのひとつである
アザラシ革のパラブーツを
本日、約15年ぶり（!?）に引っ張り出してまいりました。


アッパー部分がアザラシ革。

ファッション担当をはじめ、
編集部員も「コレですよ、コレ」と。


15年前のものですが、まだキレイ!?。

とかく女性は豹柄を筆頭に
毛皮好き。

思い起こせば、この靴を履いている場面において
「わぁ、カワイイー」とか
言われることしきり、な靴でありました。

パラブーツはその原型を保持したまま
決して魂を売ることなく
（トンガリ靴の誘惑をはねのけ）
現在に至っております。

フランス製ってところもミソ。

一度ショップをのぞいてみることを、
おすすめいたします。


というわけで、
いま思えば、編集部員Ｙにやった
ポテチンのジョン ロブがもったいなかったなぁ、の
キ・シ・ダ・イ・ズ・ムでした。



zino３月号絶賛発売中！
シブヤ西武にて「岸田書斎」開催中！
ラジオ『OKcompany presents PLOT CULTURE』
（インターFMにて毎週土曜17:00-17:30）放送中！