突然ですがみなさんはタイトルに挙げた作家をご存じでしょうか?
僕の大好きな作家のひとりであります。
主な作品に優駿、約束の冬、ドナウの旅人などがあります
なかでも私が好きなのは約束の冬、流転の海、草原の椅子の3作品です。
一つ例にとると、約束の冬では、宮本輝自身が
「周りにこういう大人がいてくれれば良いな」「今の日本にはこういう大人が必要だ」
と思った人たちを描いています。
では宮本輝のいう大人とはどういうものか?
著者曰くそれは、
学歴や肩書や地位や収入に関係なく、慈しみの心を持ち、人間力がある事が大切であるそうです。
様々な人がいて、良いところ悪いところがあります。これは当然。
でも人として人間社会を生きていき、それを素晴らしい人生にする為には、他人を慈しむ心や、(自分の行いを含めて)間違いを間違いと理解して、その過ちと上手に付きあっていく事が大切だと思います。
それができれば、社会をもっと素晴らしい、彩りあるものに感じられるようになる気がしました。
文中には様々な名文句が、ユーモラスな登場人物の言葉としてでてきます。
胸にグサリとくるような、痛いとこをつかれる感覚も味わえると思います。
興味が沸いた方は是非読んでください