麻布十番に新規オープンしたスタンディングワインバー「右京堂」 | じきの食歴

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麻布十番の「十番右京」、「歌京」という人気店を手掛ける岡田右京さんが新しく立ち上げた新コンセプトのお店「右京堂」。
場所は、移転前の「十番右京」があった場所で、移転後の「十番右京」と「歌京」の間にある。
今度の店は、軽い食事もできる立ち飲みの店。
十番右京で食事を取り、右京堂で飲み直し、歌京にて音楽を楽しむ…そんな流れだろうか。
新しいお店は、白を基調としており、元の店の面影がすっかりと無くなっていた。
長く奥行のある店内の上の方にある棚には、クラシックなカメラやラジオ等が飾られており、右京さんの趣味色が強く出ている。
入口から奥にかけて、中央に長いテーブルが3つ置かれているのと、壁側にもカウンターが設えられており、そこで飲むようになっている。
卓上にはメニュー等を置かず、おしぼりやカトラリー類も全てカウンター下の引き出しの中に入れる仕組みとなっており、その下には荷物を置けるような棚もあるし、なんといってもあちこちにテーブルタップがあり、スマホの充電も出来るようになっている。
立ち飲みという、あまり長居しないコンセプトなのかと思ったら、じっくりと腰を据えて(いや、座らないのだが)飲むことのできるお店となっていた。
なかなか面白い店の造りだが、会計システムも独自のもの。
先ず最初に、1枚250円の「右京堂コイン」というものを2000円分以上購入する。
その中から、コイン1枚分チャージ量として取られ、残ったコインで支払を行う。
ちなみにこの右京堂コインは、オリジナルの「右京堂」という彫の入ったもの。凝ってるなぁ。
ドリンクは、アルコールで3コインから。
ヴァンナチュールのワインをバイザグラスで提供しており、泡5種類、白5種類、オレンジ4種類、赤6種類がラインナップされていた。
それとは別にボトルの販売や、右京のレモンサワーやハイボール、日本酒等も揃っている。
おつまみは、2コインからで、中には十番右京でも定番のトリュフたまごかけごはんが7コインにて掲載されていた。
意外にガッツリと食事もできそうだ。
今回は、既にたらふく食べて飲んでの後だったので、オレンジワインのビクェントゥムとジンで作った瀬戸内檸檬サワーをそれぞれ1杯いただいた。
たまたまテーブルをご一緒させていただいた港区おじさんな方や、ワインマニアな方、よく右京へ遊びにくるというお嬢さん等とひとしきり盛り上がった所でラストオーダーの11時となった。
15時から11時30分までの営業となっているが、食事前の0次会での利用にも便利だし、このお店が終わってから歌京へ流れるのもまた楽しそうだ。

 

 

 

右京堂立ち飲み居酒屋・バー / 麻布十番駅六本木駅赤羽橋駅
夜総合点★★★★ 4.0