草加「皆さん今晩は、カイザです。暑さも引いて、少しずつ秋が近づく今日この頃。しかし、まだ夏は終わりません。今宵、夏の終わりを引き留める、亡者たちの囁きが皆さんの耳を打つはずです.....」
実は、思いつきでカイザを暗闇にて撮っただけです(爆)
怖い話も何もありません。いや、でもせっかくだし。
ちなみにこのカイザ、ついさっき取ったプライズ景品です。
ファイズも欲しいけど、こちらはAmazonにしよう。高くついた(>_<)
では、どうぞ~(面白い話ではないから)
※僅かにグロあります
『犬アパート』
佐山さんは去年、実家を離れて暮らすことになった。理由は母との折り合いが悪くなり、家に居づらくなったためだという。
「それで、仕事場が近い物件を探してから家を出たんです」
現在の給料でも家賃が払える安い物件を探した結果、とある四階建てのアパートが見つかったという。家賃は大したことはなく、給料で十分払える。彼女はそのアパートの三回にある空き部屋を借りた。
彼女の仕事は美容師で、まだ駆け出しの彼女は練習もあるため夜遅くにならないと家に帰らなかった。
ある夜、帰宅した彼女は部屋にある物が移動していることに気が付いた。しかし、自分以外いないはずの部屋で、物が移動するはずはない。考えた末、佐山さんは仕事疲れのせいだと無理矢理納得することにした。
それからも、時々部屋の物は位置を変えた。
ある日、出勤しようとアパートを出た佐山さんの前を、小学生の集団が通り過ぎた。
「このアパートって、なんで犬アパートっていうか知ってるか?」
小学生の一人が、佐山さんの住むアパートを指さして取り巻きに話しかけている。佐山さんは「犬アパート」という単語に興味を引かれた。聞いたことがなかったのだ。
「このアパートで昔さ、犬を殺して遊んでるおっちゃんがいたんだって。で、で、殺した犬を家に持って帰ってんだよ。確か、三階の...」
ゾッとした佐山さんは、急いで小学生たちから離れていった。
その夜、帰宅した佐山さんは食事を済ますと、いつもより早めに入浴した。今朝の話がまだ頭に残っており、早く眠りに就きたかったのだ。本来ならばこの部屋で眠りたくはないが、泊めてもらえそうな友人はいない。
浴槽に身を沈めると、佐山さんは目を閉じて溜め息を吐いた。そして、しばらくするとウトウト眠気に襲われ、そのまま意識を失った。
気が付くと、何故か浴室内は真っ暗。佐山さんが慌てて立ち上がろうと、身体に力を入れたときだった。
血塗れの犬が浴室の扉にある擦りガラス越しに佐山さんを見ていた
悲鳴を押し殺した佐山さんは、それでも冷静に考えた。
「所詮犬ですから、扉は開けられないって.....でも、犬じゃなかったんです」
次の瞬間、破るように扉を開けた犬が佐山さんに飛びかかった。
それは犬ではなく、犬の首をくわえた血だらけの男だった
佐山さんは昏倒した。
翌朝、浴室にて目覚めた佐山さんは、昨日の出来事が夢ではなかったと確信した。
「血が、落ちてました、犬の毛と」
彼女はその後、不動産を問い詰めてこの部屋が瑕死物件であると聞き出した。犬を殺害していた男は、この部屋で死んでいたのだ。死んだと思っていた犬に反撃され、喉を食いちぎられて死亡したとのこと。
「引っ越しましたよ。不動産からは敷金礼金も全部返してもらいましたよ」
不思議なことが一つ。
彼女の実家には猫が住んでいるが、彼女があのアパートに越してからは、全く彼女が使っていた部屋に近寄らなくなっていたそうである。
今では、実家に帰るとその部屋で猫と遊ぶのが楽しみだそうである。
終
わーなんか適当なもんが出来上がったなあ(笑) 駄文だ、ザンなど非ではない!
あ、ちなみにこれは創作ですのであしからずm(_ _)m
草加「僕は何のために出たのかなぁ....」