病院の診察予約を転売 6000万円の不当利益 | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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上海の大手病院で、患者が専門医の診察予約を取れない一方で、診察室が予約キャンセルによって空席になるという異常な状況が続いていた問題で、上海市公安局閔行分局は、診察予約の買い占めと転売を行う犯罪グループを摘発し、関係者8人を逮捕したと発表しました。



警察の調査によると、上海市内の複数の三甲病院(中国の最高ランクの総合病院)では、人気専門医の予約枠がすぐに埋まるにもかかわらず、実際の受診率が低く、多くの予約が無断キャンセルされていました。捜査の結果、17の不審なアカウントが李容疑者によって管理されていたことが判明しました。

李容疑者は各病院の予約受付開始時間やルールを熟知しており、専門ソフトウェアを利用して予約枠を大量に確保。半年間で1,000回以上の予約を取得したものの、実際に受診されたのは全体の約3分の1にとどまっていました。その結果、本来患者が利用できる予約枠が大幅に圧迫され、多くの人が診察予約を取れない状況に陥っていたといいます。

また、郭容疑者を中心とする4人は、インターネット上で「付き添い診療サービス」や「代理予約サービス」を名乗って顧客を集め、確保した予約枠を上乗せ料金付きで転売していました。患者から依頼を受けると、李容疑者は事前に押さえていた予約を一旦取り消し、患者本人の情報を使って再度予約を取り直すことで差額を利益として得ていたとされています。

さらに、鄭容疑者は技術者を引き込み、自動的に予約を取得できる違法な「予約争奪ソフト」を開発。人手による予約申し込みよりも圧倒的に速い速度で予約枠を確保し、不正な利益拡大を図っていました。

警察によると、鄭容疑者らのグループだけで事件発覚までに310万元(約6,000万円以上)の利益を得ており、犯罪ネットワーク全体の不法収益はさらに高額に上るとみられています。

十分な証拠を確保した後、閔行警察は一斉摘発を実施し、関係者8人を拘束しました。このうち4人は「コンピューター情報システムデータの違法取得」の疑いで刑事強制措置が取られ、残る4人は秩序を乱したとして行政拘留処分を受けています。

中国では近年、大病院の専門医予約が極めて取りにくい状況が続いており、転売業者による予約枠の買い占めが社会問題となっています。