住民585人のうち62人が癌・白血病 当局による放置 | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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中国湖北省武漢市新洲区の黄土坡村で、住民585人のうち62人ががんや白血病と診断されていたことが明らかになり、地元住民が村内の化学工場による長年の環境汚染との関連を訴えています。患者の半数以上は50歳以下の若年・中年層で、住民側は「異常な発症率だ」として、当局の対応に強い不信感を示しています。





問題となっているのは、1986年から操業していた「昌盛泡花碱厂」です。工場は生態保護区域内にありながら、環境影響評価や排水許可を取得せずに運営されていたとされます。住民によりますと、工場からは長年にわたり「醤油のような色」の排水が流され、周辺では草木が枯れ、魚やエビも姿を消したといいます。地下水からは基準値の3倍を超えるマンガンが検出され、第三者機関の調査では強アルカリ性や極端な色度超過も確認されました。

また、村民側は環境当局による「隠蔽体質」も指摘しています。工場側が「検査前に排水口を塞ぐよう連絡を受けた」と証言したほか、当局が大雨後に採水を行い、「基準適合」と判断していたとの疑惑も浮上しています。今年3月には、住民が工場内で生産再開の痕跡を撮影したものの、区当局は「再稼働していない」と回答しました。

これまでに当局は工場へ20万元(約430万円)の罰金を科しましたが、住民側は「責任追及としては不十分だ」と反発しています。住民代表の徐文階さんは、「補償金ではなく、汚染と病気の因果関係を明確にしてほしい」と訴えています。

こうした事態を受け、武漢市政府は5月19日、合同調査チームを設置し、住民の健康被害や環境汚染の実態について全面調査を行うと発表しました。今後は、地下水汚染の修復や医療支援制度の整備、さらには監督責任の追及が焦点となりそうです。