中国の名門大学キャンパス内で猫の大量虐待死事件か | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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中国・甘粛省にある蘭州大学キャンパスで、野良猫が相次いで虐殺される事件が発生し、社会的な関心を集めています。2025年10月から12月にかけて、少なくとも4匹の猫が犠牲となり、いずれも切断や焼却といった残虐な手口で殺害されていました。



被害に遭ったのは、学生団体が世話していた猫たちで、1匹は頭部と胴体が切り離されたうえ焼かれていたり、他にも切断後に足のみが確認されるなど、いずれも極めて悪質な状態で発見されました。現場となったのはキャンパス内の廃屋付近で、犯行に使用されたと思われるキャンピングカーが停車し、のこぎりや斧、血の付いた木板、ガソリンなどが散乱していたといいます。

学内の猫保護団体は、犯人が組織的な虐待グループと関係している可能性を指摘しており、現場からは複数の猫の足の残骸も見つかっていることから、実際の被害はさらに多い恐れがあります。監視カメラには、犯行に使用されたと思われる車両の所有者が事件直後にキャンパスを離れる様子が映っていました。

しかし、事件発覚から3か月が経過した2026年4月現在も、大学側は「調査中」との説明にとどまり、容疑者の特定や処分結果は公表されていません。さらに、SNS上の関連投稿が削除されるなど情報統制とも受け取れる対応に対し、学生や世論から批判が高まっています。

背景には、中国で動物虐待を直接処罰する法律が未整備であるという問題があります。現行制度では、暴力映像の拡散などがなければ刑事責任を問うことが難しく、法的空白が指摘されています。今回の事件を受け、ネット上では立法を求める署名活動も広がっています。