香港税関は3月下旬、日本から発送され香港に到着した小包の中に、規制対象とみられる注射剤が含まれていたとして、受取人の女性3人を逮捕したと発表しました。
発表によりますと、税関は先週水曜日(25日)、日本から深圳湾経由で香港に到着した3件の宅配便を検査しました。その結果、小包の中からマンジャロ(第一部毒薬)に該当する疑いのある注射剤20本を発見し、押収しました。これらの市場価格は約1万3000香港ドル(日本円でおよそ25万円)相当とみられています。
その後の捜査で、税関は先週木曜日(26日)に「監視下配送(コントロールド・デリバリー)」を実施し、荷物の配達先となっていた3カ所で受取人の女性3人(28歳から39歳)を逮捕しました。現在も事件の詳しい経緯について調査が続けられています。なお、逮捕された3人はいずれも保釈され、引き続き捜査を受けているということです。
香港の法令では、「輸出入条例」に基づき、有効な輸入許可証なしに医薬品や薬剤製品を輸入することは違法とされています。有罪となった場合、最高で50万香港ドルの罰金および2年の禁錮刑が科される可能性があります。
糖尿病治療薬として知られるマンジャロは、現在では肥満の治療薬としても利用されています。マンジャロは本来、医師の診断および処方箋が必要な医薬品ですが、中国ではダイエット目的での需要が高まっており、日本では中国系薬局が処方箋なしに海外に発送していることが分かっています。
