香港で輸入果物の偽物が販売される問題が相次ぎ、食品管理体制の不備が指摘されています。特に日本の高級イチゴとして知られる熊本県産イチゴの偽物が見つかったことを受け、香港の議員が監督体制の強化を訴えました。
報道によりますと、香港・大囲の果物店で市民が「熊本県産」と表示されたイチゴを購入したところ、実際には偽物だったことが判明しました。さらに購入後まもなくカビが発生したため、インターネット上では「イチゴ(草莓/ツァオメイ)がカビ(霉/メイ)になった」と皮肉を込めて「草霉/ツァオメイ」と揶揄され、話題となりました。事件を受けて熊本県行政庁の香港事務所も、正規品と偽物を見分けるための公式ガイドを公開するなど対応に追われました。
この問題について、香港立法会議員は対策として、香港政府の関連部門が連携して偽造食品への取り締まりを強化することを提案しまた、消費者が通報しやすい制度を整備し、食品安全を守る必要があるとしました。さらに、単なる「偽物対策」にとどまらず、産業の高度化につなげるべきだとし、QRコードなどを活用したデジタル追跡システムを構築し、消費者が産地情報や検査報告を確認できる仕組みを整えるよう求めています。
香港は世界各地の高品質食品が集まる国際的な流通拠点であるだけに、透明性の高い追跡・品質管理体制を確立し、「香港食品」の信頼性を守ることが重要だと強調しています。
