中東情勢が急速に緊迫化しています。中国メディアの報道によりますと、北京時間2月28日、アメリカ合衆国とイスラエルがイランに対し軍事攻撃を実施し、これに対してイランが報復。中東地域にある米軍基地やイスラエル関連目標をミサイルで攻撃したとされています。現地に滞在する中国人が相次いで体験を証言しました。
カタールの首都ドーハに住む中国人女性は、前日朝から断続的にミサイル攻撃音が響き、翌朝未明には爆撃音で目を覚ましたと語りました。市街地から近い場所に米軍基地があるため爆発音は大きく、基地周辺の住宅地にはミサイルの破片が落下することもあるといいます。「肉眼で光の破片が落ちてくるのが見えた」と話しました。現在、現地では公共活動が全面停止され、空港は閉鎖、航空便も欠航となり、個人での出国は困難な状況です。
また、バーレーンの首都マナーマに出張中の中国人男性は、2月28日夜に帰国予定でしたが便が欠航し足止めされています。空港の運航停止や道路封鎖が続き、多くのホテルが爆撃を懸念して新規客の受け入れを停止。宿泊先近くのホテルは攻撃を受けて火災が発生したといい、現在も迎撃ミサイルの轟音が聞こえる中、運航再開を待つしかない状況だと述べました。
さらに、ドバイでも3月1日朝に再び爆発音が確認されました。これまでに複数回、ミサイルや無人機による攻撃を受けており、航空便の欠航を受けて一部の中国人は隣国オマーンへ相乗りで移動し出国を試みています。中東各国は領空を閉鎖し、主要ハブ空港の運営も停止、多くの旅行者が足止めされています。中国の在外公館は安全確保を呼びかけ、緊急連絡先を公表するなど対応を強化しています。イランは米軍基地27か所などへの大規模攻撃を予告しており、情勢はなお予断を許しません。
中東地域には多くの中国公民が滞在していることから現地の写真や映像などがリアルタイムでSNSに投稿されており、中東情勢は中国国内では非常に高い関心を持たれています。
