AI機能を搭載したスマートグラス 麻雀で連勝 | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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2026年の春節期間中、AI機能を搭載したスマートグラスが麻雀初心者の“連勝”を後押ししたとして、中国で大きな議論を呼んでいます。とりわけ、麻雀卓でのAI眼鏡使用を全面的に禁止すべきだとの声まで上がり、伝統的な娯楽とテクノロジーの関係が改めて問われています。



発端となったのは、AR機能を備えた「雷鳥X3 Pro」スマートグラスです。麻雀経験のないブロガーがこの眼鏡を装着し、AIによる牌の自動認識や相手の打牌分析、聴牌確率の予測などの支援を受けながら対局したところ、次々と和了を重ねました。グラスには「万子を切る」「筒子を摸る」といった具体的な操作提案がAR表示され、さらにスマートウォッチと連動してデータを共有する仕組みもあるといいます。ネット上では「麻雀のチート」「物理外挂(現実世界のチート)」などと揶揄され、関連話題は急速に拡散しました。

反対派は、AIの介入が麻雀本来の公平性を崩すと主張します。従来、麻雀は経験や記憶力、心理戦が勝敗を左右するゲームですが、AIが瞬時に最適解を提示すれば、勝敗は技量よりも機器の有無に左右されかねません。また、家族や友人との交流の場であるはずの麻雀卓が、機器の指示に集中する無言の空間へと変わることへの懸念も示されています。

技術的には、同製品は両眼カメラで牌面を読み取り、大規模モデルで解析した結果を光学導波路ディスプレーに表示する「能動的補助」に分類され、透視型の不正機器とは異なるとされています。ただし、過去には透視コンタクトレンズを使った不正が詐欺として摘発された例もあり、使用状況次第では法的問題に発展する可能性も否定できません。