歴史問題がポケモンにも飛び火 | 周来友 オフィシャルブログ

周来友 オフィシャルブログ

中国出身のジャーナリスト、タレント。
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2026年1月、靖国神社の境内で「ポケモンカード 子ども体験教室」を開催予定だったことをめぐり、中国のインターネット上で大きな波紋が広がりました。問題となったのは、イベント情報が一時的にポケモンカード公式サイトの予約ページに掲載されていた点で、これが拡散されると、中国のネット世論は「歴史的感情を踏みにじる行為だ」と強く反発しました。



報道によりますと、イベントは「株式会社ユニオンアプローチ」が1月31日に靖国神社内で実施する予定で、告知タイトルにも「靖国神社」の名称が明記されていました。情報が中国のSNS上で共有されると、激しい抗議の声が相次ぎ、ポケモン側は該当ページを削除しました。しかし、公式な説明や声明がすぐに出されなかったことから、「対応が不十分だ」との批判が続きました。その後、主催者側がイベントを中止したとの情報も出ましたが、歴史認識に関する明確な謝罪や見解は示されていません。

さらに中国のネットユーザーは、ポケモン関連会社Creaturesの幹部が過去に靖国神社を参拝していたことや、2016年に『ポケモンGO』の仮想ジムが靖国神社に設置され話題となった経緯を掘り起こし、今回の問題は偶発的なものではないと指摘しています。

靖国神社は、中国では軍国主義の象徴と見なされているため、こうした場所で子ども向けのイベントを行うことは「歴史の痛みを軽視している」と受け止められ、強い反発を招いたと考えられます。