中国内モンゴルに観光客殺到 病院がホテルとして病床提供へ | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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建国記念日を迎えた中国では、各地で多くの観光客の姿が見られています。一方で、この観光ブームに医療機関も便乗しています。中国メディア・都市快報(10月4日)は、内モンゴル自治区興安盟アルシャン市では観光客が殺到したことで医療機関が病床をホテルとして提供していたことを報じています。

大興安嶺山脈の南西麓に位置するアルシャン市は、内モンゴルの四大草原の交わる場所にあり、中国国内最大の機能性鉱泉群落、つまり一大温泉地として知られています。同地域では普段、一般的なホテルの料金は2000円〜4000円ほどですが、観光シーズンになると1500元(約3万円)にまで値上がりするといいます。



人気観光温泉地であるアルシャン市では、高額な宿泊費でもほぼ全ての宿泊施設が満室となっていました。そうした中、市内にある康復病院が病床をホテルの客室として提供していたのです。実際に子の病院に宿泊したというネットユーザーは院内の様子を動画サイトに投稿するなどして話題を集めています。病院側がネット上にアップした説明によると、「ベッドは普通のホテルのベッドと同じで、病院の一般的なキャスター付きの病床ではありません。標準室には独立した浴室・トイレも付いています」と宣伝しています。