こうした中、LABUBUは転売ヤーのターゲットとなっており一部の販売店では転売ヤーが殺到し安全性の確保が難しいことを理由に一時閉店に追い込まれるという状況も確認されています。
中国税関当局は公式SNSで、これまでに空港税関などで転売業者が所持している大量のLABUBUグッズを押収するという事件が増加していることを伝えています。武漢天河空港の税関では、乗客2人が転売目的で144個のLabubuグッズを所持しており、無申告で税関を通関しようとしていたとしています。
昆明長水空港税関でも同様に、合計427箱から3,086個のLABUBUグッズが転売業者と見られる人物の手荷物から発見されたことを公表しています。
中国では税申告を無視した転売業が深刻となっており、無申告転売業者への取締りを強化するため関税法や税法の改正を重ねてきました。日本でも数年前から高級ブランドの免税商品をターゲットにした中国系転売業者の存在が指摘されてきました。悪質な転売業者によって日本では外国人観客への免税措置の取り消しも本格的に議論されるようになっています。