ハーバード大学の卒業生代表 コネ入学疑惑を真っ向否定 | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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トランプ米政権は、中国共産党とつながりのある学生など、一部の中国人留学生のビザ(査証)取り消しを積極的に開始しています。トランプ大統領はハーバード大が留学生の受け入れを全体の15%に制限すべきだと主張しています。

こうした中、先月行われたハーバード大学の卒業式で卒業生代表スピーチを行った中国人女子留学生・蒋雨融について、中国のネット上では不正入学疑惑が持ち上がり、誹謗中傷の声が寄せられています。



香港メディア・東網(6月4日)は、ハーバード大学の卒業式でスピーチを行い注目を集めた中国人女子留学生の蒋雨融氏が、父親が中国生物多様性保護とグリーン発展基金会(通称:緑発会)に勤務していることから「コネ入学」の疑惑が浮上していることを伝えています。

緑発会は以前、蒋雨融がハーバード大学ケネディ・スクールに入学するにあたり推薦状を同大学に提出していました。中国のネットユーザーは、父親が緑発会に勤務していることから、「コネ入学」ではないかとの指摘をしています。

ハーバード大学ケネディ・スクールに推薦したと発表し、蒋雨融氏の父親である蒋志明氏がこれに感謝の意を表していました。この事実が、蒋氏の父親が緑発会に勤務していることから、「コネ入学」ではないかとの疑念を招きました。

蒋雨融氏のハーバード大学入学をめぐる疑惑について、緑発会の理事長は推薦状の作成は認めるも、推薦状は使用されなかったとコネ入学であるという指摘を否定しています。蒋雨融氏本人も「コネ入学」を否定し、父親の緑発会での役職はボランティアであると説明しています。