SMエンターテインメント 中国テンセントが大株主に | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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複数の中国メディアは、中国IT最大手・テンセントの関連企業であるテンセントミュージックエンターテインメントグループ香港法人が、韓国の芸能事務所SMエンターテインメントの株式約9.38%を約2,433億ウォン(約13.9億香港ドル)で買収する見通しであることが分かりました。



この株式を売却するのは、人気K-POPグループBTSが所属するHYBEで、HYBEは保有するSMエンターテインメント株式220万株を1株あたり11万ウォンで売却する予定で、テンセント・ミュージックは現在筆頭株主であるKakaoに次ぐ、SMエンターテインメントの第2位株主となります。

今回の取引からは今後、中国国内で本格的にK-POPが再進出することが予想されます。中韓関係は韓国が中国を仮想敵国としてTHAADミサイルを配備して以来悪化していました。その影響で中国側の政治判断により、全てのK-POPグループが中国国内での芸能活動が禁止されていました。

世界的な影響力を持つK-POPが中国国内での活動を本格化させ、また大株主に中国企業を迎えることでどのような変化が起こるのでしょうか。