中国人観光客による挑発行為か 台湾移民局が声明を発表 | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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中国による政治的・軍事的圧力による影響で台湾では徐々に社会の分断が進んでいます。これまでの中国と台湾の関係は、付かず離れずというバランスの中で共生してきましたが、ここ数年は中国による台湾への武力統一を強調する動きに、台湾では中国との関係をどう築いていくのかが最大の焦点となっているのです。



こうした中、台湾に滞在している中国人の中には台湾人を挑発したり威嚇する動きも見られています。台湾メディア・三立新聞(5月26日)は、台湾を旅行中の中国人大学生のグループが、路上で中国国旗を掲げ写真を撮りそれをSNSに投稿していたとして、台湾のネットユーザーの間でこの中国人観光客に厳しい措置を取るべきだという意見が多く寄せられたのです。

台湾移民局は今回の事件について、台湾で五星紅旗を持って宣伝写真を撮ること自体は違法ではないとしながらも、インターネットにアップロードして挑発行為を行ったことを問題視しています。移民署は彼らに警告を与え、記録するとしました。これにより、今後彼らが再び台湾を訪れる際には、入国審査がより厳しくなる見込みです。

こうした行為は現地の人々からしたら迷惑行為どころか挑発行為であり嫌悪感さえ覚える行為です。逆に台湾の人々が中国で同じことをしたら自分たちはどう思うのか、想像力がないのでしょうか。