高齢ツアー参加者160名 サービスエリアに置き去りに | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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中国でも労働節の大型連休に入り、すでに各地の観光地で賑わいを見せています。近年、社会問題となっているのが悪徳旅行会社の存在です。今回、湖北省では旅行会社によるトンデモない事件が報じられています。

中国メディア・観察網(4月29日)は、高齢者が参加する団体旅行ツアーで、ツアー参加者が高速道路のサービスエリアに意図的に置き去りにされる事件が発生したと報じています。





問題のツアーは、広西飛揚旅行有限公司北海支社という会社が主催したもので、実施については同社が委託した別の旅行会社が担当していました。

問題のツアーは高齢者160名が参加する全12日間の日程で湖南省や湖北省など5つの地域をバスで巡るというものでした。ところが、バスの運転手がツアー中に突然、「バスのガソリン代が足りなくなった。旅行会社からガソリン代をほとんどもらっていない」と参加客に告げると、参加客160名全員を高速道路のサービスエリアに置き去りにし、その場から走り去ってしまったのです。

中国当局はすでに今回のツアー主催者や実施者への取り調べなどを行なっており、今後行政処分を下すとしています。