違法ビジネスに手を染める中国の病院 院長など4人を逮捕 | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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コロナ禍に多額の設備投資を行ってきた中国の病院で今大きな問題となっているのが、多額の負債による経営難です。コロナ禍での設備投資による負債に加え、中国政府は医療費抑制を推し進めている影響もあり、私立病院だけでなく公立病院でも倒産が増えているのです。

香港メディア・東網(4月13日)は、湖北省武漢市内にある病院で院長を含む4人が逮捕される事件について報じています。



武漢市内にある梧桐産婦人科病院では、法律で認められていない代理出産を院内で行なっていたのです。代理母が出産後、子供の出生証明書に記載する母親の情報を書き換えるなど、これまでに80件以上の代理出産に関与していたことが報じられています。地元当局は、出生証明書の偽造や代理出産への関与から院長を含む4名の病院関係者を逮捕していました。

中国ではコロナ禍後から、負債を抱えた病院が違法な代理出産ビジネスに関与したり、偽造した出生証明書を人身売買業者に販売するなどする事件が相次いで報じられてきました。