ミャンマーで発生した地震は隣国のタイでも大きな被害が確認されています。香港メディア・東網(4月1日)は、中国国有建設会社がバンコクで建設中だったビルが地震の影響で崩壊した事件で、建築資材が安全基準に達していなかった可能性を報じています。
タイ現地メディアは今回の建物が倒壊した原因についてタイ政府工業部が調査を行なっていると報じています。すでに工業部は倒壊現場から建築資材として使用されていた鋼材などを収集し、検査機関で検査をおこなっていると伝えられています。
工業部によると収集された鋼材の中には安全基準に満たないものが確認されており、この鋼材を製造していたのはタイ東部・ラヨーンにある工場で、工場の登記によると中国企業だったと報じられています。崩壊の原因に、こうした違法な建築資材の存在があったのでしょうか。すでにタイ国内のSNSでは中国に対する厳しいコメントも増えてきています。