日本ではあまり馴染みがありませんが、毎年3月15日は「世界消費者権利デー」として制定されており、中国では毎年この日に国営放送・CCTVや大手メディアが違法行為を行なっている企業などに潜入取材し、その実態を報道することが恒例となっています。
中国メディア・網易新聞(3月16日)は、山東省臨沂市郯城県(たんじょうけん)にある複数の工場で日本ブランドの偽物が大量に製造されている現状を報じています。
今回、工場への潜入取材で明らかとなったのは日本企業であるユニ・チャーム株式会社が発売している生理用品・ソフィの偽造品を製造し、シートの部分は変色していたりと品質も非常に悪いものだったのです。また、ユニ・チャームが発売している乳児用のオムツについても、この工場で偽物が製造されていることが明らかとなっています。
ユニ・チャーム側は中国で運用しているSNSを更新し、「偽造品については容認出来ない。この工場で製造されている偽造品の包装は2022年で廃止されておりすでに使用されていない」などと、消費者に対して一切関係がないことを宣言しています。