急成長する中国の電気自動車産業 公用車も国産電気自動車を採用 | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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中国で急速な成長を見せる電気自動車産業。日本もで中国系電気自動車メーカー・BYDが進出を果たすなど、世界中で新分野での攻勢を仕掛けています。



香港メディア・東網(10月29日付)は、中国国務院直属の国家機関事務局が政府機関に通達を出し、今後公用車を購入する場合、積極的に国産の電気自動車を購入するよう指示を出したと報じてます。当局は今後、政府機関の所有する公用車について国産電気自動車が全体の30%となる目標も打ち出しています。

中国国内の自動車産業はこれまで日本車や欧米車に後塵を喫する状況が続いてきましたが、電気自動車という新たな分野で中国産メーカーは大きな成長を見せてきました。これを後押しするように、中国政府は2035年までのガソリン車の全廃を発表。さらに、国産電気自動車の購入に対して多額の補助金も提供してきました。

一方、こうした政策に期待した自動車メーカーが電気自動車の生産を進め過ぎたことによって供給過多となり、大量の電気自動車が廃棄されるという現実もあったのです。

中国で急速に翳りを見せる日本車のシェア数。今回の通達によって、今後中国産電気自動車はメーカーにとってさらなる追い風となるのでしょうか。