高級ブランド店・FENDIで起こった中国人客と店員の間に起こったトラブルについて、中国メディア・看看新聞(10月26日)など、複数のメディアが大きく報じています。
この事件は、中国からきた女性観光客が銀座のFENDI店舗で試着していたところ、試着していたショールを店員が勝手に持ち去り別の顧客に販売してしまったとことが発端となっていました。女性は事の経緯を自身のSNSに投稿、投稿された写真の中には複数の店員が跪き謝罪する様子も確認できます。
すでにFENDIは会社として女性に謝罪するなど事件は終わりかに思えますが、中国国内ではこの女性の行動に批判の声も集まっています。中国のネットユーザーからは女性に対し、「店員の対応に問題があったとしても跪かせて謝罪させるなど常軌を逸している」などの声が寄せられていたのです。
その後、女性は自身のSNSを更新し「決して自分は店員に対して跪かせて謝罪するよう要求した訳ではない」と主張していました。
しかし、そもそも店員が跪いて謝罪する写真をわざわざカメラで撮影しSNSに投稿する女性の行為には異常性を感じざるを得ません。さらに、その後もFENDIが謝罪のために女性の自宅に持参した菓子折りの写真などまでもSNSに投稿しているのです。
先日も日本では訪日中国人観光客が日本のホテルで働いていた台湾人スタッフに対して、政治的発言を強要する様子などをSNSに投稿し、中国人観光客の迷惑行為として日本でも報じられてきました。
今回の事件について、店舗側は誠意を以て謝罪したにも関わらず女性はこうした写真をわざわざ撮影し、店舗や店員の名誉を傷付ける投稿を行いました。店舗側は迷惑客として毅然とした対応をしても良かったのではないでしょうか?