中国では建国記念日にあたる国慶節の連休が今日から始まり、中国では国内外への旅行する人も多く中でも、国外旅行の目的地としては日本が一番人気となっています。中国人観光客のマナー違反なども徐々に改善される中、中国人観光客が起こした台湾人への言動に非難の声が寄せられています。
香港メディア・香港01(10月1日)は、日本を観光中の中国人観光客がSNS上に投稿した動画が物議を醸していると報じています。
動画を投稿した中国人観光客は、日本のホテルでチェックイン手続きをしていた際、フロントスタッフが台湾人だったことから突然スマホで撮影を始めたのです。その後、台湾人スタッフに対して「台湾は中国だろ?台湾は中国だと言え!」「お前は台湾人じゃなくて中国人だろ?」などと大声で詰め寄り、台湾人スタッフが「台湾は中国ではありません」「政治的なことは話しません」と答えると、中国人観光客は怒り狂い、チェックアウトを命じたのです。
中国国内で今回の動画が拡散されると、多くのネットユーザーから「この中国人の行動と発言、同じ中国人として本当に恥ずかしい」「中国のイメージを故意に悪化させようとしてるのかな」「もうこんな馬鹿は出国させたらダメだ」などのコメントが寄せられています。
日本には台湾や中国から多くの観光客がやってきますが今年に入ってから、日本の空港やディズニーランドなど、中国人観光客や台湾人観光客が多く集まる場所でこうしたトラブルを多く目にするようになりました。
台湾の人々に無理矢理、政治的な発言をさせたり、その人の人格やアイデンティティを傷付ける行為は強要罪や侮辱罪にも該当します。こうした迷惑行為を犯す中国人観光客については、事件として対処することも検討する必要があるのかもしれません。