歪んだ愛国主義や、日本人学校への憎悪に満ちた偽情報の拡散などが社会問題となっている中国。中国吉林省の建築会社では、社員にiPhoneの利用を禁止し違反者には解雇処分とすることを発表しています。
中国メディア・網易(9月26日)は、吉林省に本社を置く「中馳卓悦建設」が社員向けに通知を発表したと報じています。この通知には、「即日、全社員にはiPhoneやアップル製品を社内に持ち込むことは禁止することとする。違反者は一律、解雇処分とする。弊社は社員にファーウェイ製品の使用を推奨する。ファーウェイ製品に乗り換える場合、購入費の補助を行う」と、記載されていたのです。
中国では数年前から、愛国心を大切にしようという流れが特に強まっており、外国産製品を排除し国産製品を購入しようという呼び掛けも頻繁に目にするようになりました。今回の企業が行った通知も、国内向けに愛国企業であるというアピールをし歓心を買おうという狙いがあったのかもしれません。