中国幹部がネットゲーム依存で公職追放 ネットゲームを介した賄賂の受け取りも | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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中国では子供のオンラインゲーム依存が社会問題となっています。最近では、オンラインゲームを背景に子供の肥満や近視の上昇や、家族のクレジットカードを利用した多額の課金などが頻繁に報じられています。
 
中国でスマホ依存やゲーム依存が社会問題となる中、政府高官が同様の理由で処分されていたことが報じられています。中国メディア・澎湃新聞(8月30日)は、湖南省懐化市の党幹部・印宇鹰が党員剥奪と公職剥奪の処分を受けたことを報じています。



今回、処分を受けた理由には賄賂の受け取りや、公用車の私的利用、親戚への利益供与などの他に「長期に渡るネットゲーム依存」があったと報じられています。処分庁は「長期に渡るネットゲーム依存」を「低級な趣味の追求」として処分の理由の一つに挙げたのです。

中国では2021年、貴州省銅仁市の環境局局長がネットゲーム依存となり賄賂の代わりにゲーム内で多額のゲームコインを受け取り課金していたことが報じられています。多い時には一度に10万元(約200万円)分のゲームコインを受け取っていました。