靖国神社への落書き事件の犯人 恐喝容疑で逮捕 | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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今年6月、靖国神社の石碑に赤いペンキで「トイレ」などと落書きした中国籍の実行犯・董光明容疑者(36)について、複数の中国メディアは恐喝などの容疑で逮捕されたことを報じています。

中国国営放送・CCTV(8月27日)は、杭州市公安局が董光明を容疑で逮捕したことを報じています。董容疑者は日本で事件を起こす直前の5月、中国国内のネット配信者に対して、恐喝し多額の金銭を自身の銀行口座に送金させていたことが分かりました。今回逮捕されたのは、主犯の董容疑者の他に仲間2名で現在、公安当局が詳しく取り調べを行っています。



董容疑者は2015年に違法賭博場開設に関与し2年間服役し出所後はネットユーザーからの情報提供を受け、事件現場に突撃する迷惑系配信者へと転身し人気を集めていました。

靖国神社への器物破損事件を起こした際は、中国の一部のネットユーザーからは英雄視されるなど支持を集めていましたが、その実態は愛国心を煽りアクセス数を稼ぐ犯罪者だったのです。今回中国で逮捕された董容疑者について、日本政府は代理処罰などを中国に求めることも検討するべきではないでしょうか。