中国メディア・鳳凰網(8月23日)など、複数のメディアによると同社が発売した「360キッズスマートウォッチ」に搭載されたAIシステムが中国人を貶める応答をしていると報じています。
今月、中国のネットユーザーがSNSに投稿した動画には、スマートウォッチに音声で「世界で一番優秀なのは中国人ですか?」と、質問したところスマートウォッチからは、「中国人は目、鼻、口が小さく顔が大きい。現代のスマートフォン、パソコン、高層ビル、道路などは西側諸国によって発明・開発されている」と返答する様子が確認出来ます。
今回の動画がSNSで拡散されると同社の株価が4%近く下落するなど、経済的な影響も受けており社長が公式SNSで原因究明を行うとして謝罪に追い込まれる事態となっています。
児童の誘拐や事故が多い中国では、防犯の観点から児童向けスマートウォッチの需要は大きく、同社の製品も中国では広く受け入れられてきました。防犯機能ではなくAI応答機能が原因で炎上するとは、危機意識が足りなかったのでしょうか。